世界一周

もうすぐ出港

神戸まで乗る人たちをお見送りします

次の寄港地

かなり暑そう。治安はいいという噂です。

帰ってきた人

クルーに運んでもらう荷物は、シールを貼って廊下に出すことになっている。期限は午前10時。あらゆる荷物を梱包しているところだというのに、カミさんはまだ船内の海水プールで泳ぐおつもり。あたしゃ一度梱包した箱を開梱して、水着を取り出しましたよ。結…

7日に眠って9日に目覚めた

本日のBGM 幾百、幾万、幾億の星よ なぜ光るだけなのか 語る力を示せ # アーティスト、曲名忘れた……アニメの挿入歌です。ガンダム系だっ け? 七夕の夜は、10階後部のスポーツデッキで星座教室が行われました。一時的にデッキの照明を落として、真っ暗に。…

アロハスピリットが運ぶケータイ

朗報! カミさんのケータイが発見されたそうです。 ハワイで拾った人が、着信履歴を見てカミさんのハワイのお友達のとこ ろにかけてくれたそうで、お友達経由で戻ってきそうです。アロハスピ リット! アロハスピリット! ケータイで撮った画像が戻ってくる…

最後の厄日

最後の寄港地ホノルルでは2日間、オアフ島をあちこち動き回ってまし た。地元民の足、TheBusが頼りです。2ドルで島内のあちこちに移動で きる、非常に便利な代物。オアフの東半分をぐるりと一周してきました よ。道ばたで迷ったりしていると、すぐにハワイ…

ホノルル:バスで行く楽園1

最後の寄港地、ホノルル。私はハワイというものに行ったことがない。リゾートって私に似合わないよなぁ。というわけで初ハワイ。 かつては憧れのハワイ航路の象徴だったというアロハ・タワー。船はその近くのクルーズターミナルに到着した。 ターミナルのツ…

サンフランシスコ:朗らかな町

我々が乗った船に、サンフランシスコ在住という一風変わった住所のご夫婦がおられた。K夫妻としよう。シリコン・バレーで日本人向けの和食レストランを出していたが、店を畳んで船に乗ったのだという。気さくで楽しい人気者のご夫婦で、そのご主人がしきり…

フィリピンクルーの話/囲碁昇級

先日、船のホテルマネージャーのトークショーがあった。ホテルマネージャーは船内トップ4役のうちの一人。キャビン部門、エンターテイメント部門、Food and Beverage部門などを統括する人物である。その話の中で、フィリピン人クルーに関する話があった。以…

イサパ・ガールの哨戒日誌/老人たちと海

カミさんが覚えたタガログ語の一つが「イサ・パ(isa pa)」即ち 「one more」。つまり「おかわり」だ。夕食時、フィリピン人ウェイタ ーに効力を発揮する。我々夫婦の間では既に動詞化しており、「イサパ する」は「おかわりする」と同義になっている。 食…

恩田陸『いのちのパレード』

カミさんがWritingRoomで借りてきた短編集。以前読んだコラムが面白か ったので借りたとのこと。 ◆「観光旅行」 短編集の1本目。この短編を読み終えた段階でカミさんに他の短編の感 想を聴き、続く他の作品を読むのを諦めた。あとがきで本人も認めてい る通…

アカプルコ:ひそかな文具天国

アカプルコでは旧市街地の近くに入港した。 港のすぐそばに古い星形の要塞があり、歴史博物館になっている。その日はたまたま、月に一度の入場無料の日だったのでタダで入ることができた。歴史にちなんだ展示など。そこから我々の船がすぐ見えるので、写真を…

町田康『浄土』

カミさんがWritingRoomから借りてきた、町田康『浄土』をぱらっと読 む。とりあえず2編だけ。 ◆「ギャオスの話」 ギャオスというのは、なんとも懐かしいというか……いや別にリアルタ イムでギャオスを見ていたわけではないのだが。 ジャクスタポジション(併…

あと3つ/パナマ運河ライブカメラ観覧のお誘い

昨夜ジャマイカを出港しました。 残す寄港地はあと3つ。アカプルコ、サンフランシスコ、ホノルル。7 月13日の横浜寄港まで、あと30日を切りました。長い新婚旅行も、次第 に終わりに近づいております。 明日通過するパナマ運河では、ライブカメラが取り付…

満月の夜

今夜は満月。暗い海を月が照らしている。普段、夜は水平線は見えない のだが、今夜は月が明るく、海と空の境界線が見える。船首に立つと、 左前方から月が照らし、海の上に月光の反射がきらめいている。遠く海 上に何か黒い影が見える。まるで近くに陸地があ…

モンテゴ・ベイ:押し売りの奔流

モンテゴ・ベイのクルーズターミナルは緑に包まれており、これまでのどの港とも違った感じ。いかにも南国だ。同じ南国でも、シンガポールは近代的だったし、インドは汚れていたし、ドバイも近代都市だったしなぁ。 _ 船からのシャトルバスが到着する場所は、…

ポートカナベラル:ナチュラル・デンジャーにまみれたテーマパーク

本日のBGM アルバム『Grocery Andromeda』より b-flower「哀しきアストロノーツ」 アポロはおろか スペースシャトルにも 乗りたくないよ あーあバカみたい #カミさんのブログで私が宇宙に「ちっとも」行きたくないと答えたエピソードが載っているけれど、実…

No more大正琴

先日、ボストンを出港して以来、船内は再び文化スクールの様相を呈し てきた。今後30日で、寄港地は5、通過のみのパナマ運河を入れても6 しかない。それ以外はすべて終日航海日。そういうわけだから、船客が 退屈しないよう、さまざまな講座が催されること…

PCの復活!

ボストン観光1日目を終えて船に戻ると、フロントで「お荷物が届いてますよ」と呼び止められました。やったー! 某A氏に頼んで送ってもらった、ACアダプタが到着したのです! これまでACアダプタが断線気味で、使おうと思ったら充電されてなくてがっかりし…

ボストン:アンクル・サムの故郷

アメリカという国は旅行者に厳しい。例のテロ対策というのもあるけれど、衛生面でも激しい。ボストンまでの期間中、船内のトイレにはベビーベッドが設置された。船内に赤ん坊は一人もいないのに? これもアメリカの公衆衛生局の指示で「一定人数以上が利用す…

ハリファクス:神様のお気に入り

ダブリンから大西洋を渡って、アメリカ大陸へ。大洋はかなり揺れると恐れられていたが、意外なほどに波は少なく、タイタニック沈没地点の南45kmの地点を通過し、無事カナダはハリファクスへとたどり着いた。 我々を出迎えてくれたのが、微妙なキャラクター顔…

タイタニック沈没点まで45km

大西洋にて、タイタニックの沈没点の近くを通過しました。これから寄 港するハリファクスは、沈没点から最寄りの港だったとのこと。イギリ スサザンプトンからのタイタニックの航路と、ダブリンからのぱしふぃ っくびいなすの航路は、ほぼ似通っていて、なん…

イルカとカレーの不思議な関係

今朝、朝食をとりに食堂に行くと、何やら人が大勢、窓から海を見て何か騒いでいました。 イルカだ! これまでも目撃証言は数回あったし、一度は我々も実物を見たのだけれど、その時には遠く波間に背中が見えただけで、物足りない感じでした。今回は非常に間…

ダブリン:パブの街

ノルウェーを離れて4日。アイルランドはダブリンに向かう。途中、海の向こうに見えるイギリスの灯を見ながら「ちくしょう、いつかイギリスに行ってやる」と思う。英文科卒なのに、イギリスだけ行ったことがないのだ。なぜか旅行計画を立てるとイギリスは避…

「カソウスキの行方」津村記久子

カミさんがライティングルームへ行くと言うので、自分の部屋から本を 持ってきてカミさんの隣で読む。クルーズ前にトークショーで買った、 津村記久子『カソウスキの行方』サイン本。 表題作のみ読了。面白かった。 主人公である二十八歳の女性(腐女子?)…

ダブリン・ダンセイニ情報求む

あと12時間でダブリン到着予定のもがみさんです。今はねぇ、北アイル ランドとイギリスの中間くらいなの。海峡よ。 ダブリンでロード・ダンセイニ関連のものが見られる場所について、も し情報があったら私のケータイまでメールをくださいませ。ダブリンに …

勉強不足の荒海

本日のBGM アルバム『Love, painful love』より 鈴木祥子「臨時雇いのフィッツジェラルド」 探していたのは 幸せな暮らし 悩みなんて ないわ そうよ平安すぎて 困ってるくらいだわ もが@アイルランドへ向けて移動中です。 昨日と今日は、外海のせいか、けっ…

ホニングスヴォーグ&ノールカップ:凍った大地

かつて北極探検のための最後の補給基地だったというホニングスヴォーグ。今回のクルーズの寄港地としてここに来ているのは、ノールカップがあるからだ。ヨーロッパ最北の岬ノールカップ。厳密にはノールカップよりわずかに北に伸びている岬もあるのだそうだ…

トロムソ:不在の都市

24日に北極圏に突入した。小島の上に北極圏を示すモニュメントがあって、それの真横を通過した瞬間に「北極圏だー」とはしゃいで写真を撮った。よく考えてみると、船が北極圏に対して直角に進入したという証拠はない。斜めに進入したんだとすると、モニュメ…

ノースポールを探して

もがみ@ノルウェーです。北極圏に突入しました。 今日はあまりに天気がいいので、氷河を見に行くと船長がおっしゃっい ました。狭い航路なので、天気がいい時でないと大型船は入れないんだ って。氷河は本当に大きくて、すごかったです。でも温暖化の影響で…