アカプルコ:ひそかな文具天国

アカプルコでは旧市街地の近くに入港した。 20080622_103857.jpg港のすぐそばに古い星形の要塞があり、歴史博物館になっている。その日はたまたま、月に一度の入場無料の日だったのでタダで入ることができた。歴史にちなんだ展示など。そこから我々の船がすぐ見えるので、写真をパチリ。大砲でおどしている構図。 旧市街へ向けて散策。ソカロと呼ばれる中心地へ向かう。といって、特に何かあるわけでもない。話しかけてくる人もいるが、特に何かを売りつけてくるわけでもなく、どこから来たのか、観光地はあっちだとか、そういうことを一方的に話しかけてくる。国民性なのか、どうもよくわからない。旧市街の中心地にはカテドラルがある。日曜の朝9時で、ちょうど礼拝が始まっていた。胎児の写真を使ったポスターがベタベタ貼られていたのは堕胎禁止のキャンペーンだろうか。ちょっとグロテスクだし、逆効果じゃねぇかって気もするが。 近くの雑貨屋へ入ってみた。洋服はかなり安い。3階に文具が売っていたので見てみたが、ノートもたくさんバリエーションがあるし、充実している。中でも「Scribe」という名前のノートは、さまざまな製本、サイズ、方向、罫線のバリエーションが揃っていて便利そう。外観がすべて似たり寄ったりなのが選びづらいわけだが。 上製本の方眼ノートA5サイズ横を購入。これが160円ほどなのが素晴らしい。紙はあまりよくないかもしれないが、安くて便利だ。こういうのが日本にもあるといい。A5サイズ横ってだけで貴重だし。 お釣りが1ペソ戻ってきたので、カミさんがガムボールの自販機でガムボールを購入。もぐもぐ。 旧市街を山の方へ少し散歩。文具屋を発見。非常に大きく、充実している。どうかすると問屋みたいな雰囲気。先ほどのお店と似たようなScribeのノートもある。結局何も買わなかったのだが、かなりの充実ぶりに少々意表をつかれた。しかも安い。街にもいくつか文具屋があったし、メキシコは文具天国なのかもしれない。ただし、商品の幅はそれほど多くない。 20080622_115144.jpg少し早めに昼食にしようと、食事する場所を探す。ガイドブックオススメの店にしたかったが、の地図は縮尺が大きすぎ、どこにあるのかよくわからない。仕方ないので、地元の人が大勢入っている安食堂に入る。 店員には英語がまったく通じないので、隣にいた外国人夫婦(メキシコ人?)の奥さんが片言の英語でメニューの中身を教えてくれた。朝食のセットを注文、1人前が34ペソ。カミさんがジュースを頼んで80ペソ。セットの内容はジュース、パン、タコスやご飯料理のプレート、コーヒー。カレーのようなソースはどこに使うのかわからなかった。 米ドルでの支払いができるか訊いたら、両替と間違われて混乱。米ドルでの支払いは基本的にできるようだ。ただ、コインは断られることもあるが。 20080622_130936.jpg断崖からのダイビングショーが行われる、ケブラダ方面へ歩く。かなりの坂道。旧市街から15分ほど歩くと、もう断崖だ。1人35ペソでテラスから見ることができる。1本ペットボトルのドリンクがつく。 見る場所をめぐってカミさんとケンカ。ショーはあまり楽しめなかった。ダイビング自体はたしかにすごいが、それほど凝った何かが起きるわけでもない。 旧市街でカミさんと別行動。怒って船に戻る。 船に戻ったカミさんと仲直り。水着を着て、新市街へのシャトルバスに乗る。
20080622_145104.jpgシャトルバスが到着したのばビーチのエリア。高級ショッピングモールが並ぶエリアだ。とりあえずシャトルバス到着地点の向かいにある工芸品市場を見る。小さな店が並んでおり、ジャマイカの工芸品市場に雰囲気は似ているが、もう少しマシだ。革小物がなかなか良かったが、買うほどのものはなかった。カミさんにワンピースを購入。500ペソを250ペソまで値切った。 誰かが嘘を教えたらしく「タカイよ」「タカイプライス」など叫んでいる。高かったら買わないよ。 20080622_152737.jpgここのビーチは完全なパブリックビーチ。荷物を預ける場所がないので、カミさんと交代で遊ぶ。波が荒い。引き波が強い。波にまかれてもまれる。砂が海水パンツに入って重い。時々、物売りが売りにやってくる。 引き上げ。バスタオルを持ってこなかったので、体を洗ったり拭いたりする方策がない。濡れたまま、ビーチを出る。 足を洗いたかったが、それもなし。裸足のまま歩いてビーチを出るとちょうどプラザバイアの前。現地旅行社の人がバンで送ってくれる。車を汚しちゃってすみません。 船に一端戻って荷物をフロントに預けた後、時間がまだ少し余裕があったので、近くのビーチまで出歩く。こちらの方が砂利が細かい。波もゆるやかなようだ(もしかしたら、時間帯のせいかもしれないが)。比較的、リゾート客より現地人の割合が多いようだ。 10分ほど波間で遊んだ後、裸足で歩いて戻る。カミさんは足に小さなキズを作ってしまった。やはり裸足で歩くのは危ないようだ。