船内文化スクールの再開
先日、ボストンを出港して以来、船内は再び文化スクールの様相を呈してきた。今後30日で、寄港地は5、通過のみのパナマ運河を入れても6しかない。それ以外はすべて終日航海日。そういうわけだから、船客が退屈しないよう、さまざまな講座が催されることになる。ボストンで講師陣が一新したこともあり、新しい講座がいくつか開講される。
囲碁と大正琴をやることにした。囲碁はより詳しく学ぶため&老人たちと手談を楽しむため。大正琴は、まったく触ったことがないためである。
大正琴の抽選で幸運
大正琴教室は、定員36名に対し、申し込みが60名を超えたため抽選となった。4クラス開講され、くじびきの番号順に好きなクラスを選べる。好きなクラスが満杯となった場合はキャンセル待ちとなる。くじの番号は1~70まであるわけだが、私の引いた番号はなんと4。ふおおおおおお、来た。幸運男、もがみたかふみここに有り。天は俺に味方している! 俺に大正琴講座を受けろと言っている!
大正琴の実体験と失望
で、今日、大正琴の講座に行ってみたら、あんま面白くなかった。
ギターをモノフォニック(単音)の複弦にし、フレットを抑えるのが面倒なので鍵盤で抑えることにした、というシロモノ。右手はギターとほぼ同じ。複弦のトレモロ奏法なのでマンドリンに近い。左手はほとんどピアノと同じ。(より細かく説明すると、ギターの指板にフレットを抑えるための鍵盤を付けたような感じの構造。サウンドホールにはピックアップが付いており、アンプに出力できる。4つの弦は同音3弦+オクターブ下1弦に調弦されている)
楽器が弾けない人が、「これなら簡単!」とやるもので、表現力には限界がある。ギターやピアノの複雑精妙さには遠く及ばない。男子が命を賭けてやるようなものではない(と思う)。簡易楽器としては一五一会と似た客層だと思うが、一五一会の方が表現力がある。
というわけで、あっさり講座をキャンセル。キャンセル待ちの人に譲ることにした。