こどもの城にて、フォトリーディング講習会。
先に言っておきますが、私、行きたくないなんて言ってませんから。私が講習会を受けている場合じゃないくらい忙しいのは事実だけれど。
「日本人になじみやすいシステムなんですよ」
「フォトリーディングをできるようになると、マインドマップのエッセンスも身につけられる」
「マインドマップの講習会だけで普通は3万円以上かかる」
「これまで返金を請求したのは1000人中5人」
「アインシュタインでさえ脳の11%しか使っていないんです」
「数ヶ月でIQを上げる方法」
「マインドマップと両方で15万円くらいかかるはずのところを、11万円で」
などなど、必要以上にうさんくさい話で15~25分くらい。内容の善し悪しはともかく、うさんくさい話が多いのは、客のレベルに合わせているってことなのか。
書籍を読む時の準備として大切なのは、「目的を決めること」それから「目次を読み、内容を評価する(読むべきかどうか決める)」ということ、そして「みかん集中法」という集中方法だそうだ。
面白いと思ったのは「フォトリーディングは型で覚えるものです。空手と同じで、電話では教えられない。」という言葉。たしかに、体を使うものだとすれば、実際に講習を受けないことには覚えられない。
実践タイム。
まず、持参した本を普通に5分読まされる。私は12ページ読めた。それから「目的を決め」「目次から内容を評価し」「みかん集中法」を行ってから、また5分間読んだ。すると、今度は24ページ読めた。
単純に言って、倍の量が読めたわけだ。たしかに精神と身体をきちんとコントロールすれば、読むスピードを上げたりすることは可能だろうな、と思った。
ちなみにこれは体験講座なので、肝心の秘伝についてはふれないまま、準備でおしまい。2日のフル講習は11万円。
「僕にわけのわからんこと(ジャバウォッキング)をぺちゃくちゃしゃべるな、このふざけた女め」 ――ロバート.A.ハインライン『栄光の道』