スラップスティック・ウェディング

本日のBGM
アルバム『愛していると云ってくれ』より
中島みゆき「あほう鳥」
 あたしはいつも ねぐらを探す
 あんたはいつも 出口を探す
 二人あわせて 二つにわれば
 どちらもいいとこ あほう鳥

結婚式場の下見へ赴く。やや遅刻したが、恋人さんが順調に下見を始めておいてくれた。してみると、これは本当にありがたい話だと思う。彼女は私が求めていた種類の人材なのかもしれない。即ち、「私と一緒に人生を戦ってくれる人」だ。というか、この状況だと私の方が足手まといか……。

ケーキの高さが3段だか5段だか、私にとってはどっちでもいいような気がする。一方がひどく馬鹿げて見え、他方が馬鹿げて見えないというのは、仕手の幻想ではなかろうか。私にしてみれば、どちらも同じように馬鹿げて見えると思うのだが。我々は結婚という相当に滑稽なことをやろうとしているのだ、という自覚が彼女には足りないのかもしれない。でも、そうなんだよ、マイガール。我々はチャップリンも鼻白むほどのスラップスティック・コメディをやろうとしているところなんだ。台無しにしないで、せいぜいお歴々に笑ってもらうじゃないか。

■一年前の日記
Solitaire'sDiaryBBS: 呪われるクリスマス