呼べばたちまち現れる/星見の船again

遅刻気味なので大急ぎで乗船手続き。 なつかしのスタッフにまた会えて、嬉しい。3ヶ月も過ごしたこの船には、懐かしい感じがある。「お帰りなさい」と言ってもらえると、ほんとに帰ってきた感じがする。

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出港。セイルアウェイパーティ。毎回出港時に恒例のテープを投げてみたがやっぱり届かない。風が強くて、テープが風に舞う様子はさながら龍のよう。 我々夫婦はソーシャルスタッフSさんのファンなので、一緒に写真を撮ろうと待ち構えていたが、別のお客さんと長話をしていて、チャンスなし。キャビンに戻って一寝入り。それから、カフェでお茶して一服。 船内売店で新商品を眺めていたところ、ホテルマネージャーに遭遇。 ホテルマネージャー「あ、(ソーシャルスタッフの)Sが探してましたよ。電話しましょうか?」 と船内PHSでSさんをコールしてくれた。 ソーシャルスタッフSさん「先ほどは失礼しました……」 いえいえそんな。恐縮です。用事があったわけじゃないんですよ。わざわざありがとうございます。 PHSを切ってホテルマネージャーにお返ししたら、 ホテルマネージャー「Sなら呼べば来ると思いますよ。呼びましょうか。ヒマですから」と電話を鳴らし始める。 あ、いや、その、そんな申し訳ない。ホントに用事があるわけじゃないんですよ(汗) フットワーク軽い。 ダンス教室へ。ブルースのステップなど教わる。以前教わったことがあるので、だいたいはわかる。姿勢がすぐ崩れちゃうけど。 ダンス教室が終わった後、またキャビンで一寝入り。

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船内ビンゴ大会。3種類のビンゴで景品がもらえる、船内恒例イベント。 ラッキー7ビンゴでカミさんが商品をゲット。ぱしふぃっくびいなす特製バスタオル。 私はサバイバルビンゴ(一個でも数字が出たら失格)で、上位3名にまで生き残る。最後に数字が出てしまい、残念賞でキムタクも愛用のボディジェル。(最後まで生き残ったらまた優待券がもらえたのになぁ!) 二人とも景品をもらってほくほく。 出口でソーシャルSさんと遭遇。ファンとして一緒に写真を撮っていただいた。 ビンゴ司会の若手ソーシャルスタッフのセリフが、前回釜山で聞いたソーシャルSさんのセリフにそっくりだったので、彼女が脚本を書いているのかと思って聞いてみたけれど、連綿と受け継がれている口伝であるらしい。「老舗の付け汁みたいに、注ぎ足し注ぎ足し……」とのこと。 カミさん「そういえば、キャビンマネージャーのTさんは今回乗ってないんですね」 ソーシャルSさん「いえいえ。乗ってますよ。呼びましょうか? 呼べば来ると思いますよ。ヒマですから」 いやいやいやいや。そんなみんな気軽に呼び出さなくても(汗) お忙しいんでしょうから……。 部屋に戻って一服。カミさんと「次はキャビンマネージャーのTさんが顔を見せに来るに違いない」という話で盛り上がる。たぶん、我々に挨拶しに、どこかで待ち構えているに違いない。 カミさん「逆に、このまま会わないで下船する方法はないかな? 逃げ回って」 もがみ「いや…だって夕食時にダイニングルームで待ち伏せられたら、アウトだしなぁ」 カミさん「ルームサービス頼んで、部屋に引きこもっていればいいじゃない?」 もがみ「そしたら、たぶんTさんがルームサービス運んでくるよ」 カミさん「じゃあルームサービスも断ってひたすら部屋にいたら……」 もがみ「そしたらノックして入ってくるぜ? 『身体の具合でも悪いんじゃないですか?』って……」 キャビンマネージャーの侵入を防げる場所など、この船のどこにもない。 ピアノラウンジでピアノ演奏を聴きながら一服。この船は、エントランスホール7階カフェ周りではいつでも無料で紅茶やグレープフルーツジュースなどが頼めるので、大変くつろぐ。 ピアノ演奏が終わってエントランスホールに出ると、果たせるかな、キャビンマネージャーのTさんが我々を待っていた。ご挨拶。忙しいのに、フットワーク軽いなあ。 ダイニングルームで夕食。誕生日、記念日をお祝いしてもらっている人たちがたくさん。一日に5件もあるのは、ロングクルーズではなかったこと。こういうショートクルーズだと、みんな記念日に合わせて乗船するんだね。 新婚旅行らしきカップルは、四角いケーキでケーキカットまでしていた。おめでたーい。 20100311_212516_0.jpgラウンジにてメインショー。「ダンスによる世界一周」がテーマで、各地のダンスを披露。 アイルランドの足だけダンスもあった。植民地時代、ダンスが禁じられていたため、窓から見える上半身を使わず足だけで踊る。ロングクルーズに乗った時、ダブリン手前で見た世界大会参加チームの踊りが、やはり上手だったことがわかった(上半身不動で笑顔もないので、あんまり面白くはなかったんだけど) ラウンジで、ダンスタイムがスタート。ブルースはまぁまぁ。ジルバはなんとか。タンゴもなんとか。ワルツはわからなくなってしまっていたが、黙念師容(もくねんしよう)の奥義により、ワルツのステップを取り戻した。 ちなみに、ダンスの先生に聞いたところ、ぱしふぃっくびいなすの船長はお客さんと踊るためにダンスタイムに降りてくるが、飛鳥の船長はダンスタイムに出てきたりはしないのだそうで、それぞれの船によってやはり雰囲気が違う、ということらしい。 星見の船アゲイン。船の上ではやっぱり星が綺麗! 屋上プールデッキの、一番暗い場所で星を見る。 風呂に入って寝る。