買ったらすぐに手を放せ/朱家角

水郷の街の一つ、朱家角。

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ここは比較的後にできた水郷エリアらしく、今まで見た水郷のうちではもっともテーマパーク的な雰囲気。水路を挟んでお店が並ぶ。明治村とか江戸村な感じ。もっと言ったら、ナンジャタウンかな。商業的な雰囲気だ。 かと思うと、水路で平気で米を洗っている人がいたりして、素の中国らしさを感じる。その洗っている米、たぶんそこのお店で出すんですよね、あなたあのお店の人ですよね。とか訊けないけどたぶんそう。 中国パズルの店があって、入ってみたらSolitaireが置いてあった。価格交渉したが60元くらいで、あんま安くならない。別に中国らしいアイテムでもないし、なぁ。ギリシャで買ったSolitaireも、実はまだ梱包開いてないし(おい)。 狭い路地にならぶお店を冷やかしながら歩いて、放生橋へとさしかかる。 ここは昔、魚をここから放流した場所だとかで、なんでそんなことをしたんだったかは忘れたが、とにかく今日ではおばちゃんたちが金魚を売りつける場所となっている。どうやら彼らは「ここで金魚を買って放流せよ」というつもりらしいが、買ったものを即放流するというのは、どうも何かムダな感覚がある。そもそもの故事が分かってないからなんだろうけど。 この放生橋を見たら戻ってくるように、とガイドさんは言っていた。時間的にこれより先へ進むのは無理だ。 放生橋からバスへの帰り道、楽器を売っている土産物店で、卵形のオカリナを発見する。先日「山塘街」で見かけたのとおそらく同等品だ。地元のものなのか? 一応音階は中国っぽいものが出るみたい。サイズの大きいものは値段も高いようだ。装飾用の安いのもあるが、それは音が出ないとのこと。小さいサイズのものを、55元で購入。また演奏しない楽器を買ってしまった……。 バスの出発時間に若干遅れがち。ここでは犬を多く見かけたので、脳内BGMは矢野顕子「自転車でおいでよ」。