42人の嬉しい日本人/バスは闇を抜けてほたるの海へ

朝。
有志(と幹事)は早朝の太平洋岸まで出て朝市へ行ったらしいが、うちの部屋はとてもそれどころじゃなく眠りまくり、全員朝ご飯はすっぽかしたようで、集合直前、叩き起こされて荷造りしてゴー。
朝ご飯ムダにしてすみません。

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旅館の前でみんなで集合写真。もちろん、私と私のゴリラポッド(多関節三脚)の出番だ。
というところで「今新郎がシャワーを浴びておられる」との情報が入り、そのマイペースっぷりにブーイング。「今日だけだ、そんなことが許されるのは」ということで42人全員が有罪判決で一致したとかしなかったとか。

小雨の降るなか、バスは養老の滝へ。私はもう雨の中歩く気力がなくて、途中で引き返す。だって雨だよ! カメラがぬれるんだよ!

バーベキュー会場へ。雨の中バスを降りて傘を差し、田んぼの間の細い道、ちっちゃな蛙がぴょこぴょこ歩いているのを踏んづけないように気をつけながら歩く。あーあ、傘持ってくるんだったよ。幸い、バーベキュー会場にはテント地の丸屋根があって、なんとか雨はしのげる感じ。足下はグズグズだけどね。
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昨夜の死闘を制したうちのチームは1万円の予算を与えられた高級食材チームであり、あわび!とかサザエ!とかハマグリ!とかもう他チームの連中に見せつけながら食べるのが作法であると思われる。まこと海産物の美味しいことよ。「いやーん、海産物が美味しくて、お肉まで食べられな~い」などという暴言を弄しながら食事をすると、3倍くらい美味しい(当社比)。

帰り道、アクアラインを通過する時に、どうしても「海ほたる」を見たかった異生物Aはトイレ休憩を口実に海ほたるに降り立っていた。その気持ちはわかる。俺も最初は何かすごいものを期待した。なんか松本零士のSFアニメに出てきそうな近未来建築物「ウミホタル」を期待したよ。でもここには何もない。ただのさびれたサービスエリアがあるだけさ。機械伯爵の一人もいればいいものを。