新しい土地の文学

文学フリマ東京39。

東京ビッグサイトに会場を移して初めての文学フリマ東京。

朝から有明に移動、とても天気がいい。嬉しい。紙の本を扱うなら晴れた日の方がありがたい。

国際展示場

文学フリマ看板

ビッグサイト西ホール。入場は10時30分の予定だったが少し早く始まり、順調にブースに到着。今回のブース番号はし-03。

普段はだいたいもう一人、同人メンバーと一緒に準備するのだが、今日はメンバーの都合がつかず一日ワンオペ。まずはブースの設営から。過去の事例からしてたいして売れないだろうとたかをくくって、在庫を宅配便搬入せずハンドキャリーで持ち込んだ。

ブースし-03

まあ一人にしてはよくやったんじゃない?

今回は新刊として自分の個人誌を持ち込んだ。とてもいい作品群ではあるが、たいして売れるまいと思って10部だけ持ち込んだ。

開場後、40分くらいでその個人誌を1冊買ってくれた人がいたのでびっくりした。なぜこれを買うと思ったのだ…… その後は来てくれた方に購入のきっかけを伺うことにした。 「Webカタログのサークル紹介(URL)を見て来た」という方があり、これまでWebカタログをないがしろにしてきたことを反省。 また、見本誌コーナーで立ち読みして買いに来てくださった方もおり、やはり地道な営業活動は馬鹿にならんな……と思った次第。

ワンオペなのであまりブースを離れられなかったが、お友達のところに行ってお気に入りのシリーズを買ったり、気になったところをちらっとみて回ったり、くらいはできた。しかしあんまりブースが多いから、30分ではとても見きれない。90分くらいはじっくりかけたいところだなー。

新潮社のブースにホシヅルのグッズが売っていて星新一ファンとしてはちょっと欲しかったけど我慢した。ぐぬぬ

閉会後の速報値によれば、文学フリマ東京39のブース出展者が4,000名ちょっと、一般来場者が11,000人弱ということで、合計すると15,000人にわずかに足りないくらい。過去最高の来場者数だった模様。

次回は5月11日(日)とのことで、なんとか都合をつけてまた来たい。

いつも文学フリマが終わった直後は「半年後までになんとか新刊を」「無駄な遊びに時間を使うのをやめよう」と思うんだけど、あっという間にこの熱が冷めていくのよねえ。人生は楽しいことが多すぎる。面倒くさいことも多すぎる。