2022-11-20 文学と場の力

第三十五回文学フリマ東京 @流通センター。

一般開場前に会場に到着することに成功(笑) 設営。

今回は諸般の事情により都合のつかないメンバーがあり、私ともう一人、合計二名でブースを守ることに。

開場まもなく、男性1女性1と思われるお二人が(なぜか)来て買ってって下さった。不思議。

それから、Twitterで見知ったというイラストレーター様。アトリエエポカ様が008号を買ってくださった。

他にもちょこっと売れて、よかったよかった。

私もあちこち見てまわり、短歌集を買ってみたり、あれこれ。

アトリエエポカ様のブースで立ち読みさせて頂いた絵本が思いのほか素晴らしく、1ページ目からワクワク。英語版もあって、英語勉強中の娘のために、と日本語版と併せて購入させて頂いた。 どことなく『エルマーのぼうけん」を彷彿とさせる。

文学フリマ終了後、友人(同行者)と一緒にコーヒーを飲みながら談義する。

面白かったのは「座の文芸」の話。友人は今短歌の世界に触れているのだが、その用語だ。私が理解した範囲では、短歌というものは、一堂に介して発表したり、批評しあったりという文化があり、所属する「場」に作品が強い影響を受ける、と考えられているらしい。

そして、文芸同人もまた、場の影響がある、ということだと理解した。

「同人誌を媒介にした(創作側も読者側も含めた)活動の総量が同人誌の力となる」というような考え方は、ソロ志向の強い私にはないもので、なかなか興味深くあった。人の交わりのありがたきこと。 なるほど余人はこのようにして元気玉であるのか。

いかでその「活動総量」を高めるべきか、ということは名ばかりとしても編集長として何か考える必要があるが、まあゆるりとそのうち。