古典とは

10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 - その1 - PictorialConnect いや、これたぶんなんかの文脈で上がってる書名なんだろうけれど、文脈知らずに見たら相当誤解しそう。これ全部真に受けて読んだらおかしくなっちゃうよ。

10代でそんなに読むことはないよ - finalventの日記 これのコメントに「児童文学を読みあさった方が得る物があると思う」とあるが、ホントにその通りだと思う。 本当に10代で読んでいないと恥ずかしい本、というのは、その人が何をして生活していくか、どんな環境で生活するかで異なると思う。私のいた英文科で言えば「ヘミングウェイを読んだことがないなんて」だけれども、私が今いる製造業の会社でそんな知識は微塵も役に立たない(ちなみに、私はヘミングウェイたぶん読んだことない)。 そういう意味では、10代で読んだものが20代で進むことができる分野を規定する、ということはあるかもしれない。10代の貴重な時間は限られているのに「読まなきゃいけない」ものを束縛されるなんて、人生の方向性を束縛されるも同然。 私は権威主義者の言うことはあんまり信じない。古典をむちゃくちゃ読んでいる人間より、コンテンポラリーなものを読んでいる人間の方が信頼できると思う。コンテンポラリーなものを読んで、戻る必要を感じたら古典に戻るくらいでいいんじゃないかと思う。

古典とは、人々が賞賛するが、読みはしない本のことだ。 “Classic”: A book which people praise and don’t read. ――Mark Twain