美術館に行く時には鉛筆を持って行こう、と思うのに、いつも忘れる。今日も忘れた。
横浜美術館横のレストランで、母親と長兄と合流。
◆ブラッスリー・ティーズ・ミュゼ YOKOHAMA MUSEUM OF ART
お店のあまりのサービスの悪さに不快というよりも不思議な気持ちさえ覚える。接客業とも思えんが。正月勤務だから?
カミさんといつものように「うちに買いたい作品」という観点で見ていったんだけど、けっこう面白く、欲しいと思った作品がいくつかあった。
14ピカソ「ひじかけ椅子で眠る女」
→ピカソ「ひじ掛け椅子で眠る女」 アートについて話そう! :日本経済新聞
29佐伯祐三「パレットを持つ自画像」
→没後80年 佐伯祐三展 鮮烈なる生涯 : 笠間日動美術館
33ピカソ「ギターを持つ男」
→ギターを弾く男 : Bible Music Wonderful 不器用ですから・・・孤高の趣味日記
49セザンヌ「宴の準備」
→関西が誇る国公立美術館6館による 欧米美術の代表作の展覧会 - NEWS | ぴあ関西版WEB
51モーリス・ドニ「森の春」
→古典的な様式と象徴主義が混ざり合った「森の春」 :No.10 - 独創的な世界!19世紀の後期印象派モーリス・ドニの作品10ランキング
56ケル・グザヴィエ・ルーセル「泉あるいは青春の泉」
→bring in the past with the postcards you sent for me...♡♡♡
73セザンヌ「北フランスの風景」
→かごしまデジタルミュージアム 資料詳細 | 北フランスの風景
77セザンヌ「ガルダンス」
92アンドレ・ロート「風景」
絵画の解説を読んでいくと、キュレーター的な視点が分かってくる。説明のない作品も見かたが分かってくる(ような気になる)。絵画鑑賞の練習にはいいかもしれない。
ちなみに、ランドマークプラザの1階では、原寸の2倍に拡大されたセザンヌ複製を2点、展示していました。まぁわざわざ見るほどの価値はありませんけど、ヒマな方はどうぞ。
ネットで検索していて「セザンヌの一流の作品が見られなかったからダメ」という評価を見つけたが、心ない話だな、と思う。世の美術好きを自称する人間というのは、そんな程度のものだろうか。
もしセザンヌの二流以下の作品に見る価値がないのだとすれば、ではセザンヌがその二流以下の作品に費やした膨大な時間には何の意味もないのか。彼の超一流の作品を支えているのは、膨大な数の二流の作品ではないのか。彼の二流の作品は、世に五万といる有象無象の作品に比しても下らない見る価値のないものなのか。
花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。(徒然草 第百三十七段)
ま、これが小説となると、駄作は読みたくないな、ってのもホンネなんだけどね。なんでだろう? intertextualityの比重が低いせいかな。
今日は新しく買った無印の手帳2009を本格的に使用開始。美術館で好きな作品をメモったり、いろいろ活用しました。楽しくなってきた。