にじり口改札/マンホールに落ちるのは、笑い事ではない

ホテルに戻った後、カミさんが外出したいというので、企画立案。とりあえず、川沿いの古い洋館が風光明媚でライトアップもされているという「バンド」エリアへ行ってみることにする。
最寄り駅「大柏樹」まで。思ったより歩く。なんか途中、言い争っている男女を見かけたり、酔っぱらったおっさんから距離を保ったり、とビビりながらも前のめり気味。ふと街灯が少ないのだということに気づく。暗いんだ、この辺りは。人通りはちらほらあるんだけど。そういうところ、東京がむしろ過保護な街なのかもしれない。善し悪しは別にしても。

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地下鉄に乗る。チケットの自販機は比較的わかりやすくできていて、難なく2枚購入できた。東京南路(中国人の発音は「とんちんなんるー」に聞こえる)まで一人4元だったかな。

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上海駅での乗り換えで自動改札にひっかかって出られなくなる。2回乗り換えができないということなのか? 駅員に話してみたところ、通用口を開けて通してくれた。乗り換える先の改札でも駅員に切符を見せて通してもらう。

帰宅してから調べたガイドブックを読んだ印象では「2回乗り換えができない」というより改札を通過する乗り換えができないみたい。上海駅まで切符を買ってそこでいったん降りて再び乗り直すことになるみたい。改札がつながっていればもちろん乗り換えできるのだが、上海駅や人民広場では、路線によってつながっていないところがある、ということらしい。

それにしても、我々が改札機に引っかかっている間にも何人も、自動改札を四つん這いでくぐって(つまり切符を使わず)通り抜けていった。フランスでもそういう風潮はあったらしいし、国際的にはけっこうそういう図々しい人種も多いのかもしれない。日本人は、キセルするんでもこそこそしている。恥の文化ってやつなんだろうか。

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東京南路の駅から、川に向かって歩く。バンドと呼ばれるエリア。小雨がぱらつく。

川沿いのエリアに、ローマ風の建築物がたくさんある。たしかにご立派。22時を過ぎているせいか、ライトアップも終わってしまっていて、暗いのが残念。夜景の目玉の遊歩道、どうも今は工事中だったらしい。別の日にオプショナルツアーでこのエリアをクルージングした人たちには好評だったらしいので、ライトアップさえついていれば見応え有りと思われる。

大変に寒い夜。結構人が歩いているなーと思ったが、終電の23時過ぎると駅からも人が消える。

真夜中だというのに、あちこちで工事はトンテンカントンテンカンやっていて、どうやらこれは来年のエキスポに向けて突貫工事らしい。真っ暗な舗道を歩いていると、何の前触れもなくマンホールが空いていたりするので、チューイせよ。この国では、ケータイを見ながら歩いていたりしたら死ぬぜ?

タクシーで帰宅。ホテルの名前をタクシー運転手に見せたら、難なく連れて行ってくれた。タクシーもGoogleマップであーんしん。