フィリピンのないフィリピン・カフェ

チベット体操の後、軽く食事をしようと、行き先を考える。 飯田橋はいろいろな店があるが、この近くでまだ開拓していないところと言うと……フィリピンカフェか。

歩いてフィリピンカフェの前にまで近づいた時、何気なく携帯電話を眺めて、チベット体操に参加していたE嬢から着信があったことに気づく。コールバック。 「あ、お昼でもどうかと思って。今東京大神宮にいるんだけど」はいはい。戻りますとも。 戻ってみると、E嬢のほかにSちゃんの母Kちゃん、I嬢、M嬢がいた。彼らによると東京大神宮は有名な場所であるらしく、参拝の列ができている。しかもなんか案外若い女の子が多い。……これは、アレか。婚活ってやつか。 英語おみくじを引いてみた。Lesser Good Fortuneでした。大雑把に「そのうち良くなる」という感じ。 みんなでご飯を食べるということで、フィリピンカフェに行く予定だったと話すとみんな乗り気。用事があるというM嬢と別れて、4人でフィリピンカフェへ。 メニューを見ると、あんまりフィリピンらしくはない。フィリピン的なメニューは「豚肉のアドボ」「鶏肉のアドボ」の2つのプレートだけ。しかも店内に入ったら、一方は品切れだった。4人そろって残る1種類を頼もうとしたのだが、注文が3人通った後で「すみません、残り1つしかお出しできませんでした」と店側がギブアップ。えー。じゃあ一体この店のどこがフィリピンなんだよ。ただのカフェじゃんか。内装も別にフィリピンじゃないし。 冷房が強すぎて(そこはフィリピンらしいけど)、あんまり落ち着けるお店ではありませんでした。みんな、ごめんよ。