三位一体の混声6部合唱

宮益坂の中腹にある「がんこじゅにあ」という居酒屋。 お店いっぱいに人が入っている。毎年、この二次会は参加者の人数が読めずに苦労する。二次会で人数を見積もり損ねて赤字を出したりしたら、子どもたちへの寄付金が減ってしまう。慎重に慎重を重ねて人数を見積もって準備をしている。その苦労が実ったということだろう。 細長い会場で、両端は司会の声が聞こえず苦労したみたい。

各テーブルにお客さん、クワイア、パラサイヨのメンバーが混在するように設定された席。緑の名札はお客さん、赤の名札はクワイア、青の名札はパラサイヨ。乾杯の前からテーブルでお互いの話をして盛り上がる。お客はお客の、クワイアはクワイアの、パラサイヨはパラサイヨの、それぞれの感想があって、三者三様面白い。 ゴスペル代表のR嬢による乾杯。みんな席を立ちあちこち歩いて乾杯しまくる。 私はパラメン同士がやっぱり気心知れてついつい熱中しちゃう。全員と乾杯したくなる。好きなんだなぁ、やっぱり。 この辺りから細かい順序は覚えてない。ビデオを見ればわかるんだけど。 R嬢の挨拶「『ゴスペルはハーモニーだ』ということを教わった時に初めてゴスペルに納得できた。異なるものが集まって一つになる」。 昔読んだ漫画『ぱらいそロード』(菅野博士)では、音楽は道(タオ)の思想だと言っていた。千の音、万の旋律が一つの流れを成す。このコンサートに関わったたくさんの人が、集まって一つの流れを成している。お客とクワイアとパラサイヨ。三者のどれが欠けても、このコンサートの成功はなかった。 ディレクターMの挨拶。毎年恒例の居酒屋熱唱。アカペラだったり、音程がめちゃくちゃだったりといった部分はあるけれど、やっぱりみんなで歌うのは面白かった。上手とか下手とかでなしに、楽しかった。 クワイアの人たちは「ハモってない」「(三声のはずなのに)五声くらいに分かれている」と苦笑していたけれども。