献血大師/世界を狙える女

DSC05066.JPG川崎大師に再チャレンジ。駅の方から歩いてくるとたいへんに混雑しており、接近するだけでも時間がかかるが、実は住宅街側から迂回すると、存外早く参道に突入できる。途中のお店が見られないので雰囲気はないが、時間の節約には便利だ(苦笑) とはいえ、混雑するので入場制限が行われており、列はしばしば停止する。「これは実は献血の列なんだ。血液検査をするために列が止まるんだよ」とか、「足下に気をつけてください」とのアナウンスを聞きながら「落とし穴が掘ってあったら面白いのに」とか、くだらないことをコメントしながら列を進む。 やっとのことで大師の境内に突入。それから本堂の賽銭箱に近づくまでにまたしばらく制限を待つことになる。50円をお賽銭。結婚生活の豊かなることを祈る。 恋人さんと二人でおみくじを買いに行く。恋人さんは「あたし、ここの新年はあまりいいのが出ないんだよ……」となぜか弱気。セコンドとして励まし、自信を持たせる。 「何を言うんだ。君にはできる。大吉を狙うんだ。君はおみくじの日本チャンピオンになれる。世界を狙える器だ。誰にも負けやしない。自信を持て。あんなに練習したじゃないか。ただ練習の成果を出せばいいんだ。大丈夫だ。イケる。いや、弱気になるな。これで今年の人生が決まると思え。気合いだ、気合いだ、気合いだ!」 苦笑しつつ彼女がひいたおみくじは大吉。私がひいたのは凶。 ……ほらね。 Every woman should marry - and no man. –Benjamin Disraeli