シーソーゲーム/今夜は泊まっていって

この日はお泊まり。思い出し書きなので、不備はご容赦。 【2005.10.20の日記】 本日のBGM Mr.Children「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~」  恋なんていわばエゴとエゴのシーソーゲーム  図に乗って君はまたノーリアクションさ  何遍も恋の苦さを味わたって  不気味なくらい僕は今恋に落ちていく  愛想が尽きるような時ほど She So Cute  お望み通り Up Side Down  勇敢な戦士みたいに愛したいな # アルバム持ってません。引用してしまいましたすみません。 # しまったメール返信てしないでノーリアクションなのは俺の方だ(汗) ちなみに昨日の「一なる三者」というのはエターナル・チャンピオンのネタなんですが、 まぁ例によって『エルリック』しか読んだことないわけです。 『エルリック』読んであるだけでもわたし的にはマシな方か。 ネットで見たら、「三位一体」という訳語もあって、 じゃあ原語だとtrinityなのか? 「一なる四者」の原語はどうなるんだよ? 会いたいと思う友人に連絡すると友人は多忙。 友人がヒマな時期を教えてくれるんだけどその時期は私が多忙。 やっと私がヒマになるとまた友人が多忙で……まるでシーソーのようにね。 実家へ電話して、明日夕食をそっちで食べる、と伝える。 母はゴルフらしいけど、夕方にはもどってきて夕食を一緒に食べるとのこと。 「明日夜から校正の作業があるんで、朝まで事務所でおつきあいお願いできませんか」と 素敵な夜のお誘いがT氏から来たのがたしか前日。 あらら。そう言われたらライター稼業の仁義として断れないよな。T氏曰く 「明日、僕は外に出てるんで、夕方に連絡します。  その時に待ち合わせの時間を決めて高田馬場で会いましょう」 というかそれ以前に、私、忙しくて自分の校正をちゃんとチェックできてない。 ギリギリの時間までもがみ庵で必死で校正読み。 自分の担当のトコだけでもできるだけミスをみつけておかないといけない。 私の仕事における校正というのは「誰かが見つける」ものではあるのだけれど、 「誰かが見つける」と思っていると後で酷い目に遭う。 第一、明白なミスを見逃していると、後で編集者に指摘された時にすっっっっごく恥ずかしい。 (どこ見てんだよお前…)的な白けた沈黙は、素敵に胸をエグるひとときだ。 なので、校正は必死で読む。ホントはできるだけ時間をかけて読むべきなのだが、 でも時間がないので、必死で読むしかない。ベストを尽くせ。 なんとか自分の担当箇所を一通り流して、ヌケてる写真とか原稿を用意して、 準備を済ませる。ああ、ギリギリ最低のラインには間に合った。 19時過ぎにT氏から連絡が来て「じゃあ20時で高田馬場にしましょう」と合意する。 出かける準備。今日は「徹夜で校正作業」なので、完全フル装備で出ることになる。 もがみさんがこの「完全フル装備」状態になるのは、攻略本の校正作業の時だけ。 なので、割と久しぶりの感触。この重装備の緊張感、案外嫌いではない。 ノートPCを持ち、校正紙はもちろん、ラフ、文字数といったこれまでの書類一式。 仕事用のA4ノート(普通の文具の方のノートね)、それから筆箱小と筆箱大。 筆箱小は日用の、必要最小限の筆記具が入っている。  シャープペン2本と替え芯、消しゴム、赤ペンにクリップ少し。 筆箱大は校正作業用の道具箱だ。これさえあれば大抵の校正作業はまかなえる。  シャープペン2、赤ペン、青ペン  蛍光ペン緑(早く蛍光じゃないのを買え!)、黒名前ペン  消しゴム、修正ペン、修正テープ、付箋紙小、付箋紙極小、  15cm定規、カッター、マネークリップ。 あとは資料のCD-Rなんかを入れればこれで完全フル装備状態。 普段から荷物の多い私がこれだけ担ぐと、登山家のような状態になってしまう。 こないだ、この状態から親指でカバンを引っかけて背中に背負おうとしたら、 カバンの重さで親指をひねって痛めてしまったよ。 ともかくもこれで高田馬場へ。 T氏と合流し、編プロS社へ歩く。 「もう一方の仕事(AngelTearのこと)は大丈夫ですか」と気遣いのT氏。 「忙しい時に原稿お願いしてすみませんね」とあくまでも腰が低い。 な、なんて気の良い人なんだ。普通かけもちされて怒るかクサるかするトコだぞそれは。 作業は会議室でやることになったのだが、S社は某有名漫画家と関わりが深く、 会議室のガラス棚がソフビ人形やフィギュアで埋め尽くされている。 これはすごいなぁ。たぶんレアものもありそう。 こういうのの好きなi澤氏のためにと写真撮りまくっていたらT氏が笑いながら 「どうぞ手に取って見てくださいよ」 と言う。 「えっ、このガラス戸、開けられるんですか?(ぼ、防犯思想は?)」 「あれ、開かないかな? あ、いや、やっぱり鍵つけっぱなしだ」 T氏は「ほら」とばかりにガラス棚の鍵穴を指さした。錠に鍵つけっぱなし。 もう手に入らない貴重アイテムがたくさんありげなのに……盗まれるぞそのうち(汗) そんなソフビ人形に囲まれながら校正作業。 版元Fb社のG氏も登場し、校正を読む。 S社の別の社員の方が来たのでG氏が私を紹介してくれたんだけど、その紹介の仕方が……。 「しんぼさんはすごいよ、キツイ仕事をなんでもやってくれる人です」 Gさん勘弁してくださいよー(泣) なんかFb社の編集は、キツイ仕事になると私に回しているんじゃなかろうか。 「あの人ならキツイ仕事でも引き受けるから」とか言って。 ウゥー!(涙) 校正作業は大変難航。 いや、私のせいばかりではない、と思いたい(汗) 思ったよりも修正箇所が多く、みんなで疲れる。 徹夜なんだけど、なぜか全然眠くならない。 調子がいいのかなぁ? 久しぶりの徹夜校正だからワクワクしてる? 前日、徹夜に備えて朝6時まで夜更かししておいたのが功を奏したか。 自分の手持ちの範囲が終わった後は、アイテムデータの確認。 ひたすら表の数字を元データと見比べて間違いがないか調べる単調作業。 すんごい眠くなるはずなんだけど、やっぱり不思議とあまり眠くない。 しかもこういう単調作業、嫌いじゃないんだよなぁ、頭使わなくていいし。 こういう時、わしってホント馬鹿なんだなぁ、と思う。 いや、良い意味でな。←魔法の言葉