人が立って入れる部屋

私の部屋がどんな部屋かというと、これはまこと、悲惨な状況であると申し上げてよろしいかと思う。

具体的にどのような部屋かということは、説明しがたいので抽象的にどのような部屋かということを申し上げるならば、これは床面全体が「ゲルニカ」であるとか「叫び(ムンクの)」であるとか「明日の神話(渋谷駅の、岡本太郎の)」であるとか、そういう印象を覚えるはずである。破滅的でしっちゃかめっちゃかで、足の踏み場もないのだ。足の踏み場がないという言い方は平面的だけれど、いたって立体的に足の踏み場がない。たとえ床面に足をおく小さな隙間を見いだしたとしても、その直上にはなにがしかが尽きだしており、優雅に身体を折り曲げながらでなくては、この部屋の中に存在することはできない。 そういう状況を打破すべく、ちょっと家具の位置を考えてみることにした。 採寸した結果を、フリーソフト「Dynamic Draw」で作った見取り図に再現してみる。 ◆Dynamic Draw 作ったパーツをあれこれ動かしていたら、入り口にあってドアの開閉を邪魔していたハンガースタンドが、デスクと壁の間にすっぽり収まることを発見。これだよこれ。 WS000025.JPG ハンガーの位置を動かしてみたら、けっこう快適な感じ。あとは古いPCを処分して、できれば一個、天井まで届く棚を入れたいかな。人間が立って入れる部屋を夢見て、頑張りましょう。

■一年前の日記 2009年12月25日 鵜呑み耳鼻科