Dead in the morning

ある日ーパパとー二人でー。 ……突然、ゲームPC“Thur”がご臨終。昨日の夜、「ちょっと調子が悪い」とか言って横になったと思ったら、朝には冷たく……というのは嘘だが、まぁ心情的にはそれに近い。

昨夜、モニターが突然ブラックアウトする現象が起きた。実はThurの液晶モニターは電源の接触が悪くなっており、これまでもちょっとした振動で電源が抜け、ブラックアウトすることがあった。やれやれ、次第にこのモニターも灯かなくなるな、と重いながら、電源ケーブルの具合を直したが、液晶モニターの反応はこれまでと違った。

「no signal」

……この表示が出るということは、液晶モニターは生きているわけで、え、あれ? PCから信号来てないの? だって、PCまだ生きてるような……

不審に思いながら、再起動を試みる。モニターなしの盲目的再起動は結局成功せず(実際には、この時既に末期的症状だった)、強制終了して立ち上げたところ、何事もなく立ち上がった。 パソコンたちあがってますか? はい、立ち上がってマス。

不審に思いながらも、問題が解決したので、それきり気にも留めなかった。

朝、PCを起動したところ、またしても意識消失(ブラックアウト)。しかも今回は、PC本体が喘息のような、耳障りな排気音を発し始めた。異常。明らかに異常。フー、ハー、フー、ハーというような間隔で、排熱ファンが動いたり止まったりしている。そしてそれきり、戻らぬ機械となったのであった。あらららら。

気分もがっつり落ち込んだ。北欧の雷神にちなんで「Thur」と名付けられたこのゲームPCの昇天は、今の私にとってイタイ。そもそも仕事で使うゲームPCとして購入したこいつは、私の従来のパソコン遍歴の中でもけっこうそこそこのマシンパワーを誇っていた。今はプリンタサーバーとしても、活躍してくれていた。17万円(だったかなたしか)かけただけのことはあった。

とはいえ、最近、PCを使う場合はノートPCを使うことが多かった(Thurはもが自室にあり、クーラーがなくて暑い)し、大体のデータはSugarSyncでバックアップされている。というより、バックアップ機だったという方が近い。こちらのPCでデータを残すことは、あまりなかった。

ただ、iTunesの母艦だったので、音楽データはすべて消えてしまった。原マスミ復刻盤のデータだけが悔しい。CD自体はほとんどがうちにあるんだけれど、原マスミ復刻盤3枚だけは、CDが行方不明になってしまっているのであった。えーとどうしよう。もっと早くにCDに焼いておけばよかった。 とほほ。

Twitterでつぶやいたところ、同情のつぶやきが多数寄せられ、中にはHDDのデータを救うヒントを書いてくれていたものもあった。とりあえず、ヨドバシカメラで内蔵HDDをUSB接続にするアダプターでも見てみるか……。

※後日、もがみさんは、ScanSnapのPDFデータが全部ThurのHDに入っていることに気づいて青くなった。最後にバックアップとったのはいつだっけ?(汗) あれは……なんとか取り戻した方がいい気がする。たぶん、失われてはいけないデータが含まれていたはず……