あの素晴らしい韓国語を二度三度

ピアノサロンでの韓国語講座。他に見るべきイベントもないので船中の人が集まり、大盛況っていうか大入りあふれ状態。長期旅行でこの手のイベントには慣れているので、早めに来ておいてよかった。

伊(ユン)先生。日本語堪能。釜山出身。

以下、韓国語講座のメモ。

韓国人の名前は2種類を役所に登録する。漢字とハングル。
世界には3000の言葉がある。ハングルは世界遺産になっている。
朝鮮半島の人口は4700万、そのうち北が2200万。
ハングル人口は世界で7000万。インドネシアの6万人のプトン島が文字表記としてハングルを採用した。
1446年に制定。現在の1万ウォン札の肖像、世宗(セジョン)大王が学者に命じて作らせ、28文字を発表。大統領が学校で漢字を教えるのを禁止した時代もある。
朝鮮語」主に北朝鮮朝鮮民族の言葉
「韓国語」主に韓国
「ハングル」“大いなる”言葉
方言はある? もちろんある。釜山はトークが激しい。普通の話もけんかのように思われる。ソウル、釜山、イントネーション、発音が異なる。
日本語は韓国人に覚えやすい。日本語をNHKの短波放送で勉強した。韓国語には、日本人には、難しい発音がいくつかある。
韓国語にも男性言葉、女性言葉がある。日本は明治頃から男女の言葉が分かれてきたらしい。
丁寧語。4種類ある。相手によって使い分ける。
漢字。ハングルだけだと意味がわからない場合がある。「船」「梨」などが同音。
最近では学校で週1時間ほど漢字の勉強の時間がある。
女性は結婚しても別姓。ユン先生はユン家の37代目。
近親の禁忌が強く、家系図を大事にしているので、名字によって結婚できない場合がある。元々の出自が同じである可能性があるため。そのため、男女が知り合うとまず名前を聞く。
食べる時に器を持たない。
味噌汁などはスプーンで食べる。
おかずがたくさん来る。地方によっては20種類一気に出てくる場所も。一気に全部出し切って、腹具合によって食べる。
残す。人に招かれたら少し残すのがマナー。焼き肉以外の突き出し(ナムルなど)は100%おかわり自由。
飲む。ユン先生は日本に最初に行った時、誰もが「最初はビール」と言うのでそういうメーカーがあるかと思った。
韓国ではきれいに飲み終わった後で注ぐ。つぎ足しは重度のマナー違反になる。
相手によって飲み方が違う。知り合うとまず年齢を聞かれる。年齢による序列の確認。
目上。必ず目上に先に注ぐ。
年配に対しての意見は「若輩ですが申し上げます」と断ってから意見をする。街でケンカした場合は年上が有利。
兄弟には決して逆らえない。親より怖い。
以下、全般使って失礼にあたらない表現を抜粋している。
■挨拶
アンニョンハセヨ。日本では「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」。アンニョン、アンニョンハシムニカ。などもある。
「はじめまして」 チョォム ペッケ スムニダ。かなり丁寧な表現。
「私は日本人です」ナヌン イルボンニン イムニダ
「お会いできて嬉しい」マンナソ パンガップ スムニダ
「お名前は何ですか?」イルムン モエヨ
「はい」 ネ(イェ)
「いいえ」 アニョ? やや語尾上がり。
「よろしくお願いします」 チャル プタカムニダ
「ありがとうございました」 カムサハムニダ
ニダ「です」「ます」にあたる。
「さようなら」見送る人 アンニョンヒ カセヨ
カセヨ「行きなさい」
「さようなら」見送られる人 アンニョンヒ ケェセヨ
ケセヨ「いらして/過ごして」
■レストラン
「いらっしゃいませ」 オソ オセヨ
「辛い」 メウェヨ
「美味しい」 マシッソヨ
「ここだよ(人を呼ぶ時)」 ヨギヨ
「いただきます」 チャル モ・ケ・スムニダ(これから頂きます)
「ごちそうさまでした」 チャル モ・ゴ・スムニダ(よく食べました(過去形))
「水下さい」 ムル チュセヨ
「キムチ下さい」 キムチ チュセヨ
タコなどの海産物を入れたもの、などもある。
「ビール下さい」 メクチュ(メッチュ) チュセヨ
ハイトビール?が先生イチオシ。
■買い物
「これはいくらですか?」イグ スン オルマエヨ
スンは助詞。省略できる
「あれはいくらですか?」チョグ スン オルマエヨ
「これ下さい」 イゴ チュセヨ
チュセヨ「下さい」
「少し安くして下さい」チョン サゲ チュセヨ
値下げ交渉は普通。サゲをやや強めに。
「ちょっと高いですね」 チョン ピッサヨ

カタカナはレジュメに載っていた表記ではなく、私が聞き取った表記。