音楽があった日々

先日GoodDesignExpoで会った友人に、近くに展示されていた楽器の話をしたら、「もがさん、楽器とか弾くんだっけ」と不思議そうな顔で訊かれた。ああ、そうだね。私が楽器を弾くとかって、5年以内の友人は知らないよね。その前は、てんばかとかであちこちの音楽好きと交流があって楽器音楽三昧だった年もあるんだけど。

こう見えて、大学時代は音楽サークルに所属していた。いわゆる軽音というやつだろうか。まぁギター弾けたらかっこいいよな、という程度のことだったわけだが、在学中も、その後も、まったく全然練習しなかったので上達しなかった。そもそも「こういう音楽が弾けるようになりたい」みたいな展望がなくて「なんとなく」だったからモチベーションが低かったのね、きっと。いや、そもそも練習嫌いなんだな、性格的に。あと人前で弾くのも苦手、性格的に。 ……ギター向いてないんじゃないかと思う。いや、一人で弾くのが好きなんだよ。部屋でこっそり、締め切って。それが一番楽しい。根底がやっぱりひきこもりなんだな。 サークル内での立ち位置もビミョウに浮き気味だったと感じていることもあり、卒業後は長らく疎遠だった。カミさんなんかは学生時代のサークルの友人でことあるごとに集まっているので、仲が良いなぁ、と感心する。私ももう一個、なんか文学系のサークルでも入っておけばよかったかナ。いや、性格の問題だなこれは。根底がやっぱり。 そんな疎遠な軽音サークル同期なんだけれど、去年連絡が来て、MLが発足し、年1回くらいは会うような運びとなった。今回は麻布十番のモンスーンカフェにて。12人くらいだったかな。飲んだり食ったりしながら、近況報告など。今も楽器触っているという人は意外とあんまり多くない。家庭の話や仕事の話など。 いつの間にか満腹になって、ほろ酔いになっておりました。うーいひっく。 ……最近、食が細くて酒に弱い気がする。 こういう久しぶりの人たちと会う時は、会話の間が持たない時の対処を考えておいた方がいいかな。関心がないわけじゃないんだけど。なんか間が持たないのは、テクニックの問題じゃなかろうか。性格の問題? そうかもね。