いけてない

社長、専務と一緒に客先にて、話。海外担当の人の話はついていけたが、営業の人の話になった途端に会話のスピードがあがり、知らない単語が多くなり、あえなく轟沈。以前、大阪人の営業部長に同行した時には「大阪人にはついていけないなー」と思ったが、どうやらそれだけじゃなかったらしい。営業の会話のスピードについていけてないのね。わたし。

終話後、社長、専務と車で移動。有楽町。食事。 よみうりホールにて講演。日本の経済について。 同行者の意見はともかく、私自身はわかりやすくて面白かった。 ◆経済を見るには3つの目が必要である。鳥の目(広い視野)、虫の目(ミクロ、細部)、魚の目(潮流を読む)。特に潮流のスピードを読む力が大切。 ◆日本は少子高齢化が進み、今後生産年齢人口が30%減少すると考えられている。そのため、若者を相手にする業種は、市場が30%減少すると考えて良い。(むろん、拡大する市場もある) ◆今後、日本企業には3つの方向性がありうる。 ◇アジアに出る。 これまで日本はアジアとの輸出輸入ともに少なかった。ドイツはヨーロッパに対して、輸出も輸入も多い。日本もこれと同じ、アジア市場と密接な交易関係を結ぶことで成長するアジアマーケットを獲得できる。 ◇国内での生き残りに勝つ。 デフレギャップ(供給過多)が続いてきた日本で、今後はそのバランス調整が進む。主に供給が需要に合わせて下がる……つまり業界再編、倒産、リストラ、M&Aが起きる。 ◇国内で新分野に取り組む 今後伸びる市場に取り組む。医療、観光など。 ◆会社を活性化する3つの方法 ・もっと頑張る ・ライバルを抹殺する ・差別化 ◆スマイルカーブ 今後の日本市場では、「中間が落ち込む」スマイルカーブ的な市場動向が起きる。高価格高機能か、低価格低機能か、どちらかを目指さないと生き残れない。これまでの日本、あるいは現在の中国では、逆スマイルカーブすなわち中庸が伸びる市場動向がある。これは市場が急成長し「普通である」ことが「広く受け入れられる」「需要に応える」ことにつながっていたため。今後は、「アジアと同じことをやっては×」「機械化できることをやっては×」 ◆ビジネスモデルを持つ 独自の流通ルート、アイデアによるビジネスモデルを持つことが大切。