肉眼ではわかりにくいゴッホ/月と星のぼんやり

中野heavysickでのイベント「月と星のぼんやり」。 原マスミさん登場。Godinの青いギターを片手にステージに上がる。よーしテンション上がってきたぜ。

一曲目(「夜行」という曲だった)が終わってMC。 「えーと。……肉眼ではわかりにくかったんですけど、ここ(今)からが、(ライヴの)始まりです」 ぽつりぽつりと語る控えめのMCがいちいち可笑しい。余裕たっぷり。 達人を感じる。ステージに気負いがない。ただそこに立って自分の歌を歌う。上手に、とか客のために、とか、なさそう。いや、あるのかもしれないけれど、感じさせない。 ギターの弦をかなり強く弾(はじ)いているのが印象的。ゴッホの筆致に似ている。一筆一筆は荒々しいが、そのコントロールたるや、絶妙。声も。 アルバム未収録の曲が多かったけれど、歌詞ははっきり聞こえて、すごく没頭して聴くことができた。 すごーい幸せ。 ただ、終始事務的に回っていたミラーボールは止めて欲しかった。ちらちらして集中できねーし。ステージ明るいから全然意味ねーし。 演奏終了後、カミさんがわざわざサインしてない対談集を買い求め、原さんにサインをお願いし、一緒に写真を撮ってもらった。わーい。 「また聞きに来ます」と言うと「次はバンドの時に」と念を押された。バンド演奏の方が自信あるのかな?