電子(でんこ)の要塞/スリラー・イン・サイレンス

カミさんと渋谷へ。

昼食。渋谷でたぶん一二を争う使い勝手のカフェ、Framesで。 これまでで一番奥のテーブルに通される。こんなに奥深いカフェだとは知らなかった。道理で人が入れるわけだよ。 FlancFlancを眺める。意外とオフィステーブルとか安くて、いい感じ。 Bunkamuraのだまし絵展へ。長蛇の列ができていた。チケット買うだけで10分待ち。係員から「今がちょうど一番混んでる時間帯ですね」と聞いて、ちょっと時間をずらすことにした。 東急ハンズの前を通り過ぎ、TOKYO WONDER SITEへ行こうとしたらお休みっぽい。 電力館へ。巨大な、しかし1/3の原子炉があって、さまざまな映像コンテンツなどで東京電力がさかんに売り込みをかけている。小学生がわんさか。たまに学生がメモを取ったりしているのは、何かそういう学部の学生なんだろうか? Tower Recordへ。 全館(というほどでもないけど)マイケル・ジャクソン追悼特集。 書籍売り場で「スリラー」を上映しているのを見て、カミさんは「スリラー」を通して見たのははじめてだ、とのたもーた。私は、小学校時代にマイケル・ジャクソンにはまっていた同級生がいて、けっこう見たんだよな。全然意味わからんかったけど。ちなみに後年、その小学生はドラム・ミュージシャンになっていた。なればなるもんだなぁ。 クラシックのフロアで世界的な?サックス奏者が実演?しているのをちらっと聞く。日本人特有(だと思うが)の、微動だにせず音楽を聴くスタイルは、どうしても不気味な感じがする。世界的なサックス奏者が、目の前で、大迫力で、あんなに楽しそうな曲を弾いているというのに、一人も、微動だにしない。何故なんだ? この国は? タワレコの書籍売り場で書籍魂(ショセキダマシイ)に火がついたらしいカミさんが「書籍カフェとかないの?」と言うのでアンバー・ギャレットへ行こうとしたけれど、アンバーと統合してしまったらしい。アンバーは満席。どのみち、書籍って雰囲気ではない。あとは渋谷だと思いつかないなぁ。 attic roomで一休み。カフェを出る頃には、もう17時半になっていた。 Bunkamuraへ戻って『奇想の王国 だまし絵展』(~8/16)を見る。 これがなかなか面白かった。絵画の世界に、理屈とか、数学とかを持ち込んであれこれやっているのは、私の性に合うのだろう。 こういうのが全然わからないカップルに毒づいていたら、カミさんに注意された。でも、私から毒を抜いたら、何にも残らないと思うけど。 Reverspectiveという技術を使った立体視の絵画は圧巻。ひどく単純な、しかし精密な仕掛けに寄って、絵が動く(ように見える)。 種明かしを見たら、あっけにとられるくらい単純なのだが。こんな方法があるとは思わなかった。 終わった後、道玄坂下の天下寿司へ。ここは昔勤めていた会社で「しんぼ寿司」と呼び習わされていた回転寿司で、私が会社に広めた店だ。ほとんどの皿が130円と安価だが、サーモン、びんとろ、えんがわなどが美味しい。渋谷で軽く寿司を食べるならオススメ。けっこう客の回転も速いし。