新郎からのお届け物/ダブル・シューター

先日、私の自慢のデジカメH3はパラカップの砂塵の影響か、壊れてしまった。L1に続いてH3も倒れ、一時的に私の所有カメラはゼロに。後はケータイとEM ONEくらいしかない。いや待てよ。 スカイエースがダメならジャックタンクがあるじゃないか。

デジタルカメラがダメならデジタルビデオがある。と気づいたのは目覚ましが鳴る前の布団の中。DVハンディカムを一式用意し、巨大な荷物を抱えてえっちらおっちら。あたしの荷物が多すぎるのは、今日に始まったこっちゃねぇのよ。 カミさんと原宿まで同道。店に行くカミさんと別れて、目黒雅叙園へ。抜けるような晴天。途中でI夫妻と息子、M嬢に遭遇。Iに「荷物多いぞ」と刺される。この人はほんとサディスティックな物言いなんだから。 雅叙園の中のベンチでハンディカム起動。撮影開始。 控え室の場所がわからず、I夫妻についていったら、自然と親族控え室にたどりついた。あんれまぁ、あたしゃそんなつもりじゃなかったんだども。図らずも、新郎のご両親にご挨拶。 その後、無事、来賓控え室へたどりつく。 ゴリラポッドの一番小さいサイズを持って行ったのだけれど、やはり私のDVハンディカムは重すぎて、普通には支えられないことがわかった。DVに使うなら、もうワンサイズ大きい奴の方がいいかな。ただ、足を広く丸くかんじきのように広げてやると、テーブル上にとりあえず固定することだけはできる。これでずいぶん助かった。 会場の席表は、本名になってました。たぶんそうだろうとは思ったんだけど。 席に座ってまもなく「新郎からお届け物です」とデジカメが届く。キヤノンのIXY digital210IS。新郎に相談されて私が勧めた機種だ。今日はデジカメが壊れている、と新郎にメールしたら「お前に勧められて買ったデジカメを貸してやるから心配すんな」というメールが戻ってきた。そういうわけで、DVとデジカメが私の手元に集結したことになる。 普通ならこんなのできっこないが、今日はゴリラポッドがある。DVハンディカムの下部にゴリラポッドを取り付けたおかげで、拳銃のような「ザクティスタイル」での撮影が可能。液晶を使わなくても、右手をストラップに通さなくても、比較的安定した撮影が可能になった。左手にDV、右手にデジカメのダブルガンスタイルだ。両方安定しないという(致命的な)欠点はあるが、とにかく撮ることはできる。まぁこの状態だと荷物はまったく持てないが……。 基本的には左手のDVで撮影し、デジカメは胸ポケット。要所でデジカメを出して撮影するといった感じ。 これで両方ともすっごい絵が撮れていたら、わしゃヒーローなのだと思うが、まぁそれはその、もうちょっと練習する時間を下さい。 しかもそもそも、DVを撮るのはいいが、DVDに編集する技術はわしにはないのだった。ううう、これどうやって新郎新婦に渡そう。 20090509_123445.JPG挙式自体は、シンプルで落ち着いた感じの挙式だった。ケーキカットあり、ファーストバイトあり(司会が「ケーキカットの後にもシャッターチャンスが」と明言したにもかかわらず、会場の大半は彼を無視した)、ブーケプルズあり(「男性はご遠慮を」と言われていたにもかかわらず無理に参加したT氏が、見事にブーケを獲得)、友人のお祝いあり、二人のプロフィールビデオあり……と奇をてらったところのない、穏やかな結婚式でした。 新奇だったといえば、式場のごっついビデオカメラが、お祝いのスピーチを撮るために、新郎新婦がいる高砂の真正面に陣取って、会場と新郎新婦を断絶したりしているのが、新奇だったかな。ありゃあひでぇよ。会場をウロウロしている私が言うのもなんだが空気嫁。とか思った。 ↑ありゃ、この一文、デジャヴだわ。似たような文章を以前にも書いたような気が……

もがスケジュール更新 6/7 いわさきちひろ美術館訪問w/カミさん、友人

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