どうせ残すなら遺産でも

今日は午前中、会議と来客オンパレード。一人会社を去る方があり、その方のご挨拶とか。協力会社の人が年始の挨拶に来たりとか。

午前中の会議は課長と部長と。業務整理に関する事。 私の向かいに座っている女性がご懐妊。おめでたい話である。それゆえ、一時的に(という予定で)職を離れる事となった。で、彼女の抱えていた仕事は……当然、私のところに回ってくることになる。嗚呼、またしても。海外営業に引き続き、仕事が天から降ってきた。メテオスウォームのように直撃連打。 社内で購買係といえば、彼女の次に私なのでこれもやむを得ないのはわかる。というか彼女のご懐妊を聞いた時から覚悟はしていた。が、そうは言っても、今の製品課の業務と、海外営業の仕事の上に、さらに購買の仕事が乗ってきたらちょいと処理しきれません……今も処理しきれているとは言えないんだけど。 私の仕事は期せずして専門性の高いものが集まってしまい、抜き差しならなくなりつつある。現状、海外営業の仕事を遂行できるのは、専務を除けば私だけ(英語が使える人間が少ないので)。一方で、購買をやらせる上で選択できる人材も、課長部長を除けばほぼ私一択になる(今、課内で製造現場を監督していないのは私だけなのだ)。どっちも手離れが良くない状態で、おいそれと誰かに任せる、というわけにいかない。 会社の上司たちは、社内の様々な業務の軽重、人材のやりくりを考慮した結果、私の仕事の比重を暫定的に購買係に移す、と決定したらしい。海外営業の仕事は、大切ではあるが、マイナスになることはない。購買の仕事は、遂行に失敗すると会社を壊滅させる可能性さえある。重視するのは当然と言えば当然だ。 問題は仕事の引き継ぎなんだけど、妊婦をいつまでも働かせるわけにいかないので、おのずからタイムリミットが生じる。3月には購買業務を引き継ぎ始めないと間に合わない。でも営業事務の新人が入るのが2月の中旬の見込みなので、海外営業の仕事を新人に渡せるのはやはり3月になりそう。 ところてんさながら、左から購買の仕事が入ってきて、その分だけ、右から海外営業の仕事が出て行くイメージだ。営業事務もやっと慣れてきたばかりなのにー。 いずれ、購買の仕事もまとめて誰かに引き渡せるようにしていきなさい、とのこと。 いろんな仕事が私を通り抜けて引き継がれていく。その過程で、業務を整理し、マニュアル化し、引き継ぎやすいようにすることも私の仕事だ。ハブのようにあちこちから仕事を受け渡ししながら交通整理をするのが、便利屋もがみんの本領発揮ということなのかしら。

■一年前の日記 2009年01月15日 感謝日記/後払いでよろしく