汐留にて、友人の結婚披露パーティ二次会。今回は何も撮影とか頼まれてないので、気楽。好き放題に撮影することができる。
初めっから最後まで、私の撮影は「暇つぶし」であって、別に作品性とか、美の追究とか、友達のためとか、何も考えてない。パーティで壁の花をするのは退屈なので、それじゃカメラでも持ってうろうろしていましょう、という程度のことだ。誰のためでもない。 そんな私だけれど、結婚イベントの開場で撮影をする時に、一つ、気にとめていることはある。それは、できるだけ「新郎新婦が見たもの」を残したいというテーマだ。 自分の結婚式で、自分のテーブルの上のシャンパンがとても綺麗だったのを覚えている。シャンパンの泡がきらきらと光って、その向こうには大勢の友達がいて。でも、自分の目で見たものを、いつまでも記憶にとどめることはできない。写真に撮ることもできない。 でも、せめて、思い出すよすがになるように写真を撮りたい、ということ。そのために、私の写真はできるだけ、新郎新婦の後ろから撮りたいと思っている。そういう意味で、「新郎新婦を撮る」普通の撮影スタイルとはちょっと違うかもしれない。基本的に私の写真は記録写真スタイルなのだ。構図と言い枚数と言い。 いくら頑張っても写真で残せるものなど限られているんだけれど、できるだけ、後で新郎新婦がパーティのことを思い出せるように、と考えて撮影をしていると、まぁ退屈だけはしないね。 友人サプライズ、新婦サプライズ、新郎サプライズとサプライズだらけのパーティ。参加者の気持ちがとても暖かい会でした。