猫背のプレゼン

会社の下半期/新年スタートの全体会議。

私は海外営業の担当者として発表がある。プレゼンの資料は、社長室長の指示で一応素案を私が作ったのだが、なんだか書いている時からもやもやして、上手く書けてねーなー、というものを、社長室長が手を入れてがらっと書き換えて下さり、「これでよろしく」というものを用意してくれた。にもかかわらず、それでもなんかどーも直前までピンと来なくて、「あれーこれって何をしゃべるんだっけ」という感じだった。 営業部の発表の終わり頃、「営業部の下半期のテーマ」の一つとして「基礎スキルの上達」という項目があり、その中に「プレゼン」という項目もあった。営業部長が「ここまでの発表を見ても、必ずしも営業のプレゼンが上手とは言えない。社内でも社外でも伝えたいことを、きちんと整理して伝えることは大切です」と話していて、それを聞いた時にやっとピンと来た。 そうだ、そうそう。プレゼンって、「伝えたいこと」があるんでしたよね。それが念頭にないから、なんかだらーっとして、事実の羅列になっちゃって、資料を作っていても話し方を考えていても、ぐちゃぐちゃになるんだ。海外営業担当として、全社員に伝えたいことって、何だったっけ? これからどうやって売上を伸ばすかってこと、戦略ですね。それから、そう、俺が今にわか営業として修行中で、あちこち迷惑をかけたりアドバイスをもらったりしているので皆さんの協力に感謝を伝えないといけないね。んで今業務を整理中なので、もうちょっとしたら安定するってことも伝えないといけないね。 「伝える」という目的がわかったおかげで、ピンと来てしゃんと来た。おかげで(若干緊張しつつも)プレゼンを無事終えることができ、社長には「テーマがきちんと伝わるプレゼンだった」とお誉めの言葉を頂戴し、飲み会で若手Mくんに「やっぱしんぼさんはプレゼン上手いっすよねー」と言われた。 いや、本人は割と緊張して無我夢中なんですけどね。プレゼン中に猫背になるのは地に足着いてない証拠。落ち着いてプレゼンできてる時には、姿勢が落ち着いて背筋が伸びる。そうでない時は癖の猫背が出て、すごく肩が凝る。今回はけっこう肩が凝りました。ふー。 赤羽で新年会(全社員が参加)。楽しく飲めたことでした。

■一年前の日記 2009年01月08日 『こども名作全集』から学んだ話