幅のある細い人

仕事の後、六本木へ。六本木駅まではM嬢とご同道。 赤坂ポートカフェにて、武藤貴宏氏のトークショー

応援団での姿からはちょっと想像しにくいけれど、私は武藤氏のことをかなり哲学的・内省的な人間だと思っている。彼が語る話は、聞いている時にはよくわかるのだけれど、いざ文章に起こそうとするとなかなかきれいにまとまらない。言葉の選び方が絶妙だ。 ◆Solitairescope: 武藤貴宏トークショー@赤坂ポートカフェ ヒトゴト風に私の武藤貴宏像を述べておきたい。 深い内観を抱えたままなお直情的に生きるというのはたぶんけっこう難しくて、どちらか一方であればこれはまぁ凡人がなし得るレベルなんだけれど、両立できるのは稀なことではあるまいか。かなりの胆力というか、人間の幅のようなものが必要になると推測する(私にはそんな幅はないので推測の域を出ない)。我々が「我武者羅應援團」を見た時に「まずこれは直情的な人間の集団に違いあるまい」と思ってしまうのは、その幅を推し量るのが難しいからだ。 武藤貴宏、應援團華の主宰リーダーはまさにその幅の広さを以て世に立つ、大山であろうかと思う。 背格好の印象はひょろっとして幅どころの話ではないんだけれども。(しかし登山家だから、おそらく中身は私よりがっしりしているはず。印象の問題であろうか)