ペンギン白書のヒミツ

母親が孫(私の甥っ子)に与えるおもちゃを検討したいらしく、ららぽーと横浜内のアカチャンホンポへ。ベビーベッドを見るたび「よくできた檻だなぁ」と思っちゃうのは私だけかしら。

子供に何か与えるのだとしたら、色とりどりのプラスチックでできた、没個性的な、ピカピカ光るニセモノのようなおもちゃでなく、 たとえば宙 -SOLA-のような、手触りのいい、知的な、優しいおもちゃを与えたい、と思う反面、それは大人の(中でも特にスノッブで嫌みな大人の)エゴで、子供にしてみればピカピカ光るニセモノの方が欲しいのかもしれないな、と思う。“手触りのいい、知的な、優しい”おもちゃで育った子供の方が、“ピカピカ光るニセモノ”で育った子供よりも上等だ、とも言い切れないし。これはなかなか難しい。

たぶん正解はないので、“手触りのいい、知的な、優しい”おもちゃを与えたかったらそうしたらいいのだろう。 もしかして、世界の有名玩具メーカーの機密文書庫の奥底に、“手触りのいい、知的な、優しい”おもちゃで育った子供の方が、大人になって破滅するケースが多い、という統計があって、それがひた隠しにされていたらどうしよう。『ペリカン文書』みたいな感じで。