愛想のない街

近くのショッピングセンター(イーマート)まで行こうと思っていたのに、ちょっと朝寝坊。 朝食をとりに2階の朝食会場に降りていく。仏頂面のホテルマンたちが、不味い朝食を提供している。胃の調子を整えるためにヨーグルトを食べようと思ったが、ない。

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不思議なことだが、この国の――いや、この街の、と言うべきか。この広大な国全域こうだとは思えない。上海の店員には総じて愛想がない。社会主義の余波なのか、なんなのかわからないが、店員たちはたいていの場合、みな心底つまらなさそうに仕事している。仕事を楽しもうとか、お客様のために何かするのが好きです、とかいうタイプには滅多に出会わない。立派な四つ星ホテルの職員でさえ笑顔がないし、ひどい時には、コンシェルジュに何か頼んでさえ、めんどくさそうな顔をされる時がある。なんだか寂しいところだ。 とはいえ、船頭のおばさんや自転車タクシーのおばさんは笑顔だった。若いもんが笑わない、ってことなのか。ガイドさんに聞いた話では、マッサージ屋なんかも田舎の娘ッ子が出稼ぎでやるもんで、ホントに人気のない、辛い仕事だと考えられているそうだ。職業観の違いかね。 近くのショッピングセンター「イーマート」へ。0730開店と同時に突入。カミさんは紹興酒を購入。私は文具、電機系統を眺める。物価はやはり安い。でも電化製品は意外とそうでもない。 カミさんがドリンクスタンドで何かを購入。何を買ったのか彼女自身知らなかったが、調べてみたらココアだった。フタを熱着してくれて、ストローを差して飲む。香料を使っているのだろうが、暖かくて美味しい。 歩いてホテルに戻る。 バスで集合、出発。 2008年11月29日 慚愧の念に堪えかね 私の愛したL1(頓死)