ナイフ vs 光線銃(撃たれ役にはご褒美を)

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今夜のホテルは「天平大酒店」。 泳ぎが好きなカミさんはホテルの温水プールに胸躍らせていたが、張り紙は「大雪のため天然ガスの使用制限がかかり」使用停止中。残念でした。

ホテルの外を散歩。 コンビニで買い物。コンドームがレジ横に堂々と売られている辺りに、中国を感じる。一人っ子、か。 近所にはカラオケや公衆浴場?など。あとけっこう大きなショッピングセンターがあったが、ちょうど22時で終わってしまったところだった。残念。

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近くの地元商店街を歩く。携帯電話のショップなどのほか、散髪、食事など。 ケータイ800元(≒12000円)くらい。ソニーサイバーショットも。もっとも、交渉で下げられるんでしょうけれど。 小さな雑貨屋に入ったところ、手頃なサイズの折りたたみナイフを発見。ナイフ好きとしては即購入。38元(≒500円)。 カミさんがさらに化粧品の購入を物色している間、私が狭い店内をぶらついていると、当家(雑貨屋)の嫡男と思われる少年がまろび出た。推定年齢3歳。手には凶悪な電子銃を持っている。緑色のプラスチックボデーに赤いクリスタルの銃口を持つそれは、持ち主が引き金を引くと「Go Go Now!」と叫び(銃がだよ)、マシンガンのごとき発射音(光線銃なのに)を発し続ける凶悪な兵器である。その悪ガキともがみさんの目が合った。にやり。邪悪な笑みを浮かべる悪ガキ。 ヤツはもがみさんに銃口を向けた。店の女主人(推定母親)が何やら小言を言っている。ヤツは耳を貸さず、ニヤニヤ笑いさえ浮かべながら、引き金を引いた。よりによって、このもがみさんの眉間に向けて。 ヤバい、と思った時には既に身体が反応していた。全身が激しくけいれんし、撃たれたことを示すジェスチャーを全身で表現する。悪ガキバカウケ。女主人(推定母親)もそれを見てウケまくり。悪ガキは面白がって撃ちまくる。頭から腹から足から、穴の空いてないところはないといった有様。テレタビーズじゃあるまいし、「もう一回、もう一回」というわけだ。カミさんがずいぶん会計に手間取っているので、こちらはその間中、あちこち撃たれどおしだった。 やっとのことで店から出て一息ついたら、カミさんが変な顔をして言う。「化粧品、おまけしてもらっちゃった」 聞くところによると、1つ15元(≒225円)の商品を3つ買おうとしたら、勝手に3つで15元にして会計してくれて、それ以上受け取らなかったのだそうだ。価格交渉の激しい上海では、初めての事件である。 一つには、38元のナイフをそのまま買ったことも影響しているだろう。あれもたぶん15元とか、そのくらいまで交渉で下げられたのかもしれない。総額で見れば、決して安い買い物ではなかったのかも。 でもまぁ、撃たれただけの甲斐はある。ちなみに私の場合、銃口を向けられるとほとんど反射で身体が反応しちゃうんですけど。 またしても生活雑貨のお店をのぞく。カミさん、化粧品を購入。店主が中国語で話しかけてくれるが、わからん。「東京」と紙に書く。通りがかった老人が中国語で「トンチン」「リーベンレン」と。そうそう。

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自転車タクシーにカミさんが乗りたがる。おばさんにホテルの名前を書いて渡すと、「てんぴゃんたいしゅてん」とわかった様子。歩いて10分ほどのところ、20元。まー、この自転車タクシーをいつも使っていたら、いずれ死にそうな気がする。交通が激しい。車がんがん走ってくるし。 ホテルの前で下ろしてもらった時に、写真を一緒に撮ってもらった。撮った写真を見せると、おばちゃん照れ笑い。