Mogami presents.

会社の幹部会議にてプレゼンをするよう、申しつかっていた。

けっこう半月くらい前から準備していたので、まぁかなりリキが入っていたと言える。

社長室長には「特にimpressiveなプレゼンをするよう」という主旨のプレッシャーを賜っていたことであるし、私としても相応に気をつけて、PowerPointの書類を作った。といっても、これまでの人生において、私の所有するパソコンにPowerPointがインストールされたことは、いまだかつてないのだが……。GoogleドキュメントやZohoShowを行ったり来たりした結果、PowerPointの試用版が30日ほど、ほぼ制限なしで使えるということに気付いて、今回はこれで済ませることにした。個人的にPowerPointを購入してtypeP"Creta"に導入したいという願いは、大蔵大臣によって却下された。会社で使うものは会社の金で買え、というのが彼女の主張である。

ともあれ、なんとか完成したPowerPointの書類は、あらかじめ部長や専務に資料を見せて、入念なチェックを頂いた。

幹部会議のスタートは午後イチ。私は会議が始まる前からPCでプレゼン資料を立ち上げ、やる気まんまんといった風情で立ち向かう。まぁ若干緊張し、早口に過ぎるきらいはあったものの、8割がた、思った通りのことがしゃべれたので、私にしては上出来と言えるだろう。まぁ性格診断の適職が「技術営業」だったわけだしな……(まだ言ってる)

概ね、会の参加者からの厳しいツッコミもなく、社長室長にも一通り褒められたので、任務達成、ってことでいいのではなかろうか。

今回PowerPointの書類を作っていて気づいたこと。スライドというのは微分されたスピーチである。

スピーチの一部分を切り取ったものが、スライドの1枚だ。だから、連続したスライドには、連続したストーリーが掲載されている。2次元のスライドには「上下」と「左右」の2軸があるが、実はスライド同士に3本目の「時間軸」という連続性があるのだ。1枚目と2枚目は続いていなければならないし、2枚目と3枚目も続いているべきだ。スライド1枚1枚を考えると混沌としてしまう。1枚目、2枚目、3枚目……と動かしたときに、同じ文脈でスムーズに読めるようでなくてはならない。それはアニメの24コマに似ている。24コマを連続してみれば、そこに1コマなんて単位は意識されなくて、美しい動きが1つ見えるだけだ。同様に、PowerPointも、連続してみた場合に、ひとつのスピーチが見えるようであるべきだと思う。

とりあえず、PowerPointが買える身分になるまでは、OpenOfficeでも入れておくか……。

もがスケジュール更新

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■一年前の日記

2008年09月14日

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