小カッコウは友達がお好き/ヒトゴトの未来/Cafe Moga 002

毎週水曜日はCafe Mogaの日。というわけで会社が終わって新宿へ出て、ちょっとヨドバシカメラで買い物。

A-oneから「一枚のラベル」というラベル用紙が出ていた。名刺サイズのラベル用紙。これはなかなか画期的かもしれない。これまでラベル用紙というとA4に印刷するものが主流で、それより小さいサイズとしてはハガキサイズだった。これはまぁ、ラベルを大量に作成したい場合にはいいんだけれど、1枚だけ欲しいという場合には、余りが出てしまう。名刺サイズ1枚のラベルなら、「必要なだけ刷る」ということができるわけで、経済的かどうかはよく調べてみないとわからないが、少なくとも精神衛生上は良い。ラベルのサイズも名刺と同じ55×91mmのほか、少し小さいものもいくつかあった。 会計を済ませて店を出たところで、店にいるカミさんからメールが来ていたことに気づく。私の友人が既に到着していたらしい。しまった。しかも20時半には帰っちゃうってよ。急ぎ足で大江戸線。 私を待っていたのはM嬢。活字中毒の彼女とはどことなくウマが合う。 特に今日は、美学についての話が強く共感できた。誰かをサプライズで訪問したり待ち伏せたりすることが話題だった。サプライズには常にリスクがあって、相手は自分の存在を知らないのだから、捕獲に失敗すると会えないことさえある。M嬢曰く「(サプライズして)会えなかったら、そのまま帰る、さもなきゃ膝を抱えて待つ」「だってそこで相手に知らせるのって、自分のためじゃない?」。ああ、そうなのだ。サプライズをするからには、失敗したら自分で責任を引き受ける。それが美学ってものよね。この人は、どこまでも私と同じ匂いを持っている。 「小確幸」と聞いてとっさに感じが思いだせず「小カッコウ」が浮かんだ自分を恥じる。すんません。あとね、私は人を誘うのが苦手なんだよ(苦笑) 前日から「来る」って宣言していてくれたI嬢が登場。最近は髪型を変えて人気沸騰中。彼女とゆっくり時間をかけて話をする機会って、意外と少ない(あ、逆だ。私とゆっくり時間をかけて話をする機会のある人が、意外と少ないのだ)。 彼女の会社員生活の長さと、その間の人間関係の移り変わりについて聞く。それから彼女の芸術・写真。アンビバレントな衝動について。 「写真は現像が一番面白い」という彼女の意見は、私の知らない世界で面白かった。なるほどデジカメは便利だけれど、そういう面白みはないなぁ。それとも「現像が必要なデジカメ」を作ったら売れるだろうか。「現像」しないと絵が見られないデジカメ。無理だろうなぁ。彼女にはトイカメラをオススメしてみた。あれも自分で現像は無理かもしれないけれど。 I嬢が芸術系の人だと聞いてカミさんが芸術系の人を呼びまくったらしく、抽象画家のN画伯登場。I嬢曰く「ヒトゴトに載っているような人と会えるなんて」 ……ん? なんかそのセリフ、デジャヴだな。ヒトゴトの未来がかいま見えた気がする。人名を口にすると「あ、その人、ヒトゴトで見たことある」「ああ、その人ならヒトゴトでは読んだことあるよ」……悪名高い「友いる梵」とやってることは同じなのでは……あ、本人了承してるトコが違うか。 カミさんの恩師M氏とそのお連れ様には席が遠く、あまりお話ができず悪いことをしました。いずれ。 友人が来てくれるって、ホントに幸せ。 じゃあ私から会いに行けば、相手は幸せに感じてくれるかしら。 そこにイマイチ確信が持てない、もがみさんなのでした。

■今日買ったもの(メーカー 品番) 両面マット名刺用紙(キヤノンMM-101)556円 一枚のラベル 55×91mm 50シート(A-one 31701)350円 ■一年前の日記(船旅中です) 2008年04月15日 Mumbai: BIO HAZARD