突発的冒険料理

突発的に発生した作業で一日だいたいつぶれた日。そのつぶれた作業の大半が、突発的に発生した明日の作業の準備なので、明日もだいたいつぶれる予定。 忙しいな、おい。

会社が終わってケータイを見たら、突発的にカミさんが実家にお泊まりすることになったらしい。身体が空いたので突発的に、先日「今度ご飯食べよう」と言ってくれたE嬢を飯に誘うが、もちろん多忙につき「また今度」。 突発を吸収するのは、どうやら私の仕事らしい。のぞむところよ。 自宅にて、夕食。カミさんが残していった言葉を思い出してみる。 冷凍庫に、ラザニア。これはいい。以前、調理(というかオーブンで温めるだけ)したことがある。温めるだけだがなかなか美味しい。 冷凍ご飯。とはいえ、プレーンのラザニアにご飯だと、「お好み焼きにご飯」状態だ。ちと炭水化物カブってる気がする。 納豆……はラザニアには合わないだろう。 あと何か聞いた気もするが、忘れた。さてどうしよう。 ふとフライパンが目にとまる。ふうむ。ご飯ならチャーハンでも作れるか? 冷凍庫をもう一度あさってみる。美味しそうなサラミが見つかる。野菜……はダメだ。ネギでもあればと思ったが、あまり在庫らしい在庫がない。エンギリ(うちの母親はいつもエリンギのことをこう呼ぶ)はあるが、彩りに乏しいな。それに考えてみたら、チャーハンにラザニアもちょっとちぐはぐだ。

ここは久しぶりに創作料理行ってみるか。 映画『幸せのレシピ』のニックよろしく、人生は歌いながらやっていきたいよ。 先日カミさんが作ってくれた、オリーブオイルをきかせたモチラザニアが美味しかった。アレだ。オリーブオイルでピラフっぽくいこう。サラミとエンギリを入れてそれっぽく仕上げよう。あとは調味料だが…… 塩胡椒はまぁいいとして、他に何か使えるものはないか。私の好きなクローブやバジルなどを確認する(いつも、使う前に全部いちいち香りを確認しないと、どれがどんな味だったかわからない)。 よし、調理開始。 ご飯をまず解凍3分。まだ少し冷たいけれど、まぁいいや。後で炒めるし。ラザニアをオーブンで予熱200度+15分。 ラザニアの予熱が終わったところで、サラミとエンギリを適当に刻む。エンギリをどう刻んだら美しいのかが、いつもよくわからない。今度誰か教えてください。 ラザニアのできる頃合いを見計らって、オリーブオイルをフライパンに入れる。開始。 肉とその他具材はどういう順番がいいんだったかなぁ、と思いながらサラミを入れて炒める。キノコは火の通りが早いからあんまり炒めなくていいんだよなぁ、と思いながらなぜエンギリを投入するのか俺。適当に炒めて、一端は皿に上げる。 ご飯を投入してオリーブオイルで炒める。入れすぎじゃねぇかっつうくらい入れてみたらどうなるかと思って多めに入れて炒める。適当なトコでサラミとキノコをフライパンに戻す。クローブとバジルを適当に一振り、二振りして、塩胡椒をかけて、おしまい。 20090302214129.jpgもがみハイツ風オリーブオイルピラフ。見た目が悪いとか言うな! 中身も大したことないんだから!  香りはまぁ美味しそうなんだけど、味はあんまり。塩っ気が足りなかったか。葉っぱものがもうちょっとあったら、マシかなぁ。あとオリーブオイル入れすぎ。だから多すぎるって言ったじゃねぇか(誰に)。 でもラザニア含め、全部美味しく頂きました。料理は味じゃねぇんだよ(おぃ)。

■一年前の日記 2008年03月02日 チーズがなくちゃ笑顔になれない