やればできる子なんだから

東京女子医大付属成人医学センターへ。カミさんも私も地図を用意してこなかったので、場所を調べるのに手間取る。 カミさんは「どこか大きなビルに入っている」「クロスタワーではない」と断言していたが、ケータイで調べてみたらクロスタワーだった。彼女に「クロスタワーだよ」と告げて歩き出したのに、クロスタワーが見えてくると「あれ、クロスタワーじゃないんじゃなかったけ」と言い出す。そんなにクロスタワーに近づきたくない何かがあるのか。 問診票を書かされる。 そのうちの一枚にたくさん質問が並んでいて、「いいえ」「時々」「しばしば」「常に」から選ぶようになっているシートがあった。 最後の質問で手が止まる。 「本来は仕事熱心で几帳面ですか」 ……。え、あれ、いや、ちょっと待って? 「本来は」ってナニソレ。「今、キミは仕事適当でズボラなんだけどさ」って前提じゃないですか? いやそりゃそうかもしれないけれど、でもほら、やれば出来る子……なんじゃないかしら。さてどう答えたものか。 「本来は仕事熱心で几帳面ですか」 1)いいえ、私は本来、仕事適当でずぼらです。 2)時々、本来は仕事熱心で几帳面です 3)しばしば、本来は仕事熱心で几帳面です 4)常に、本来は仕事熱心で几帳面です ……日本語が通じてねーよ! どれなんだよ! 結局、やむなく「時々」につけましたが。正解はどれなんだってば。 先生が至急で検査に回してくれて、血液をだくだく抜かれ、腹部エコーというヤツをやらされる。ちょっと薄暗い部屋に横になると、かわいい女性技師がやってきて、ぬるぬるしたゼリーを腹部に塗って、センサーをゴリゴリあてるという、なんか話だけ聞くと淫靡な雰囲気だが、実際には眠くて仕方がない。深呼吸をしながらなので、気持ちよく昇天。2度ほど寝かかった。 検査結果、γ-GTPは下がってきている。LDLコレステロールも標準値内に戻ったとのこと。一過性の肝炎か何かではないか、との見解。今回の腹部エコーでは読み取れない箇所があったので、次回改めてきちんと腹部エコーを取り、血液検査ももう一本やり、結果が良ければ大丈夫。