立ち見の儀

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本番。お客さんが既に会場入りしているとのこと。チャペルの扉の前でタイミング待ち。

フジテレビの取材カメラマンがやってきて、挨拶。どうぞよろしく。我武者羅應援團に余興を頼んだので、それの取材にカメラが入る。我武者羅のトコだけ撮るのかと思ったら、ずいぶんあちこちカメラを回していたみたい。ま、使うのは3秒くらいでしょうけれど。4月上旬に上映されるとのこと。

時間になり、扉が開く。会場の中にはいっぱいの人、人、人。いっせいにこちらを振り向く人の顔にびっくりする。思わず「わぉ」とつぶやいてしまったよ。

バージンロードを歩きながら、左右を見渡す。見知った顔を探すけれど、たくさんいすぎて誰が誰やら。「かっこいー」という声が聞こえる。そうでしょうそうでしょう。猫背にならぬよう、背筋をのばして、頑張ってますから。

ずっと結婚式・披露宴は茶番だ(といっても、とても大事な、真剣な茶番)という持論を持っていたんだけれど、みんながあまりに祝ってくれているので、なんだかまるで茶番じゃないような気さえしてしまったよ。一瞬だけ。

一番奥、牧師の前までたどり着くと、新婦と義父の入場。初めて見たドレスの印象は「あ、白なんだ」だった。義父の前まで進み、新婦を受け取る。何か言ったはずだけど、何を言ったんだったか、自分でもはっきり覚えてない。悲しい目に遭わせないように精進しますので、お嬢さんを頂戴します……云々だったはず。

二人で歩いて、牧師の前まで。賛美歌。聖書の引用。誓いの言葉。署名。大きな声で「はい、誓います」と答える。それからウェディング・キス。前もって新婦と「長く」という打ち合わせをしていたので、長めにサービス。だって、短いと写真に撮りづらいでしょ。

退場。フラワーシャワーでみんながお祝いしてくれる。嬉しいねぇ。

チャペルの近くの控え室で披露宴が始まるのを待ち。新婦と「やってよかったね」と話していた。