ひさしき渋谷

20071227_110618.jpg朝になって日も十分高くなったので、多苗尚志と共にひでくんちを辞する。明治通りを渋谷駅に向かって歩きつつ、多苗尚志の言うことが 「もがみ的に渋谷でラーメン屋というとドコなの」 「この辺だったら、すずらんだろ。A嬢(恋人さん)が渋谷で一番おいしいと評した店」 「まぁそこ行ってみるか……」 とかなんかそんなようなやりとりで、渋谷すずらんへ行ってみる。渋谷警察署のすぐ裏手だ。到着したのが11時。開店は1130時で、まだ30分ある。「じゃあここでもがみと30分漫才かぁ」といって、店の前のベンチに腰を下ろすたなへ。「ゾッとしないな」と応戦しながら、腰を下ろす。 「前にこの店で食ったことあるような気がすんだよな……」とブツブツ言うたなへ。かと思うと隣のビルを見上げ「お、これ○○のビルだ。知ってた?」と興味を示したりする。 「あー、うちの親がハマってるな。宗教みたいな感じだ」と言うと、タイミングよく中から女性が出てきて、何やら始める。手に持った何かを床に置き、デジカメで撮影している。たなへはわざわざ立ち上がると、何気ないフリをしてその女性を観察し、また戻ってきて、まるきり違う話題をフってきた。 「ここの向かいのカレー屋も悪くはないんだけど、健康的すぎるっていうか……なんか渋谷でいいカレー屋ないの」 「サムラートくらいしか思いつかないな。あとはカレー博物館とか」 「チェーン店か……全然ダメだなー」 勝手なことを言いながら、たなへは周囲の店を品定めしている。 「この辺、ちょっと旨そうな店が多いな」 時間が経つと、少しずつ、我々の後ろに並ぶ人たちが増えてきた。ラーメン屋の店員が中から出てきて、我々にメニューを渡す。たなへが言う。 「なんかラーメン食うみたいな雰囲気になっちゃってますけど……」 いや、おい! お前が食う気満々だったんじゃないのかよ! 座っただけか? 結局、二人でラーメン。尚志的評価は「なかなかうまいが感動レベルではない」とのこと。 終わった後、渋谷の駅で別れる。

以下の記事と比較すると、人間の記憶がいかにそれぞれ異なる事象を記憶しているか、よくわかる。たぶん、「どっちが正しい」とかいうことではない。 ◆多苗尚志の友のいる人生KIオーケストラ: もっがい渋谷多苗尚志の友のいる人生KIオーケストラ: ターチャンランチ第101食in渋谷