不良中年はよく聞く

【2006.07.15の日記】

本日のBGM アルバム『海へ行こうよ』より 大城光恵「はだしの果実」  洗いたてのTシャツに着替えたら  一足先に にぎわう前の海へ行こう  バイパス線を南へ向かったら  一番好きな私の夏に会える

朝目が覚める。 休日出勤だから、少し時間に余裕がある。 それを利用して、名刺を新調。 裏面に、自分の好きなアイテムの記述を入れることにした。 ライターとしてアピールですね。 肩書きも変更。 「ニセライター/ストーリーテラー」から 「ストーリーテラー/ニセライター」へ。 今夜のライター飲み会に持っていく。 休日出勤。 RbのYさん、Eさんの他に、D社の人が5~6人。 概ね、昨日と同様の作業。 素材をもっとスマートに一元管理する方法がありそうなもんだが、 そういう方法論を考える余裕がないというのが実情だろう。 この編集部にはOS9Macがずらりと肩を並べており、ある意味壮観。 編集部って、今もなおこういうとこのが多いんだろうか。 平均値を調べたわけではないので、わからない。 やっと全体のヒエラルキーが見えてきた。 (広告主→)営業→Y誌編集部(ディレクション)→D社(制作)→Rb社(組版) 最下層だというのはとりあえず知っていたが(笑)、 上にどれだけいるのかが見えてなかった。 そーいうことか。 今日はA-Colorかなんかを出力する方法を教わった。 (私は未だにA-Colorの定義をよくわかっていない。何かで読んだんだが) 現状の出版業界で、こういうスキルというのは、 編集者のスキルとしてどの程度必要とされているのだろう。 私は、できるだけ自分ではQuarkをいじらないように済ませるのが 編集の正しい仕事のように感じているのだが、それは古いのだろうか。 まっとうな編集者が、どのくらい、Quarkで正しく設定をし、 A-Colorを出力できるのか、ちとわからない。 少なくとも、私にはできない。 たぶん、今やってる仕事は編集じゃなくて組み版だから、 こういうスキルが必要になるんじゃないかとは思うが。 雇われる時に、編集業務のできる人間を探している風だったので どうも自分の認識に、違和感を感じる。 18時頃にEさんから帰宅許可が出て、辞す。 優しいEさんは、自分は月曜に休日出勤するにもかかわらず、 私には休んでいいと言ってくれる。なんていい人なんだ。 そんなことを言ったら、俺は遠慮なく休むぜ?(おぃ) 夜のライター飲み会に間に合うのは嬉しいのだが、 飲み会の詳細を持参するのを忘れた(汗) 21時に新宿住友ビル、だっけ? うろ覚え。 会場がTHE WINE BARだったのは覚えているんだが。 直接新宿出るかどうかで迷ったが、時間は余裕があるので、 一度もがみ庵に戻ることにした。 天気予報に反してにわか雨がパラついているのも気になるし。 仕事荷物も置いて来ちゃおう。 もがみ庵で荷物を換装。折りたたみ傘を所持(したが結局使わなかった) 20時頃に家を出る。 21時ちょい過ぎくらいに新宿住友ビル着。 女子大生?らしき子たちが、 49階から吹き抜けを見て「高い、高い!」と大はしゃぎ。 ああ、俺にもそういう時期があったかもしれん。 と思っちゃった俺はもういい歳だ。 K氏主催のライター飲み会。THE WINE BARにて。 今回は6人といたって少人数。 少人数の分、全員の顔が見えて話ができて、いい感じで話せました。 こういう無作為抽出的な集まりは、毎回盛り上がり方が変わるんだけど、 今回はけっこう当たりだったかも。 まぁ大人数でも仲良くなれるのは4~5人が限度だし、 少人数でも仲良くなれるのは4~5人。 どちらでも同じことだ、と私は思っている。 ホテルの広報さんによって、ホテルの印象は変わるよね、という話。 他の人もみんな、やはり広報さんがいいと嬉しくなるし、 広報さんが事務的だと悲しくなるという。 良いホテルは「取材に来るライターもお客さん」 としてとらえている、と隣にいたK嬢は言っておられた。 横浜ロイヤルパークホテルの広報さんは、すごくいい人だったなぁ。 K氏曰く、 最近、作家は作品だけじゃなく、作家自身の話題性も重要だと思う、 とのこと。つまり、作家自体が破天荒であるとか、私生活が激しい方が 作家として重要視されているようだ、というのだ。 中村うさぎとか、なんかそういう感じのことをイメージすれば良いだろうか。 それはそうなんだけど、それを言っちゃうと、 私なんかは至って地味なわけで、ホントに困る(笑) というか、その分、作品に力を入れないといけない、という結論になるか。 年齢の話。もがみさんは年齢より若く見える、とのこと。 少し前からそういう話はちょくちょくあるのだが、 やはり、私の実年齢は、見た目を追い越したっぽい。 20代はいつも、年寄りくさく見られるのはイヤだと大騒ぎしていたものだが、 無くなってみるとなんか複雑なキモチだ(笑)  ガキっぽいおっさんってのも、どうかなぁ。 『辺境警備紫堂恭子)』の主人公サウル・カダフが言っていた、 「不良中年」ってヤツか……。 いつもの調子で相づちを打ちまくっていたら、 K氏に「もがみさんは人の話をよく聞いてますよね」と言われた。 また言われた。てへへ。照れるにゃー。 K氏は「編集に向いてるかもしんない」とお世辞を仰る。 「よく、編集に向いているとか、几帳面だとか、  買いかぶられるんですよ。実際はそうじゃないんですが」 と言うと、K氏は「そういう演技ができるのも大切なことですから」とフォロー。 ……流石K氏、相手の謙遜に対するフォローもそつがない!(笑) 名刺の好きなものの中に文具を混ぜておいたら、K氏は 「これから雑貨は文具ですよ」と仰ってました。 文具の雑誌とか、これから伸びていくのかも。 会話も楽しく、ワインも相当飲みました。 なんかK氏にやたら励まされてしまった飲み会でした。多謝。 一方、参加者の皆さんに頂いた名刺は うっかりして床にバラまいてしまい、あらかた散逸。 俺ってどこまで失礼な人なんでしょう。 パラサイヨ夏祭り、参加者は50人を突破したようです。 売り切れの可能性も高いので、参加を考えている方はお早めに。 ◆ [告知]夏だ!祭りだ!浴衣でゆかった~♪~チャリティー夏祭り2006 08/05(土)渋谷Trinityにて。参加の方は、メールでご一報を。 http://mogami.blog46.fc2.com/blog-entry-21.html