ジャングルは四角かった

【2006.04.19の日記】 本日のBGM 荻野目洋子「ジャングル・ダンス」 空にきらめく赤いアフリカの星 故郷夢みる アニマル・カーニバル オリを抜け出たゴリラが胸を叩き きざむビート 淋しさなど 忘れてしまうわ

先日近所のCDレンタル屋で「みんなのうた」の棚を見て、 ふとそのうちの1枚に「キャベツUFO」が入っていることに気づき、 「これだ!」とばかりに借りてきた。 ところが中の曲の大半が、別の人が歌い直したものになっていてがっかり。 まぁ「キャベツUFO」は我慢できる範囲だが、この「ジャングル・ダンス」などはあまりに……。 荻野目洋子の方が普通に良かったと思う。 なんか権利関係の問題とかなんでしょうか。 工藤順子さんの「キャベツUFO」が聞きたいよう。 逆に変な意味で貴重なんじゃねぇかと思われるのが、パルが歌う「ビューティフル・ネーム」。 パルって言ってもあんまわからんか……。

以前、プロレス関係のライターさんとちょいと知り合いになって、 その人の日記を読んでいたら、なんとなくプロレスを一度、見てみよう、という気になった。 テレビでならともかく、生で見たことはない。 いつかその人に連れて行ってもらおうと思っていたんだけれど、その機会が来なかった。 ところが昨日、ひょんなことから知り合いにチケットをもらって、後楽園ホールのプロレスを見に行くことになりました。 「ビッグマウスラウド」という団体だそうです。 この日のイベントは、当日その場まで対戦カードを伏せたまま、という趣向だったとか。出場選手だけはあらかじめ発表されてたらしい。 私、格闘技団体も選手も疎いので覚えてないし、今日はいろいろやることあって、調べるのもめんどいので知りたい人は調べてください。 チケットをくれたM嬢や、その会社の皆さん。 あと途中から多苗尚志も来てました。

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試合は合計6つ。 仕事ゲームをやってたら30分ほど遅刻してしまったので、最初の試合は途中から。 リングの正面は一応南側ってことになっているんだけど、席は東側。リングがすぐ近くで、いいとこでした。 チケットをくれたM嬢に感謝。

試合の合間に、選手への花束贈呈や、対談などもやってました。 以下試合経過、うろ覚えなので、間違ってても怒らないでくださいよ。

第1試合。 関節技が得意な選手(グラウンダーって言うんですか?)vs 打撃技主体の選手(シューターとか言うんですか?) といった雰囲気の試合。 たしか関節技の方が勝ったんだったかな。

第2試合 ベテランvs若手選手のエキジビジョンマッチといった感じ。 後でチラシで調べたら、ベテランの方は61歳の国内最年長レスラーだそうです。 本気の勝負というよりは、客を暖める意味合いの方が強いのかな。 若手の関節技が入ると、かけられたベテラン選手が 「浅い!」「巧い!」など叫んだりして、会場の笑いを誘ってました。

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第3試合 体格差ありすぎのカード。 巨漢外国人選手と、日本人選手の対戦。 試合前に外国人選手がりんごを片手で握りつぶすパフォーマンスをやってました。 ただ、あれって握力以外に手の大きさの問題もあるんじゃねぇかって気がするけど。

DSC00908 何せ体格差が歴然なので、日本人選手としては慎重に運ばざるを得ません。 脂肪の鎧が厚い上に、顔が遠いので顔面への攻撃もままならず。 何度か足をすくって倒しましたが、かといって寝技に持ち込むのも不利。 ダウンしたところにアイアンクロードロップ(だっけ?)で決着。 割と一方的な試合でした。まーよく頑張った。

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第4試合 これもベテランと若手の勝負で、力量差が見える試合でした。 ベテランは試合運びが巧いというのか、 何かと素早く相手に絡んで寝技に持ち込む感じ。 執拗なマウントポジションから打撃が入って、体力を奪います。 若手のドロップキックで会場が沸くシーンもありましたが、ベテラン寝技からベテラン締めが入り、落ちてしまいました。 終わった後で若手選手がマイクで会場に決意表明。頑張るぞ、と。

第5試合。 この試合はタッグマッチでした。この辺りから本番ってトコでしょうか。 客の期待も高まります。 ビッグマウスラウドの看板選手らしき「佐々木健介」も登場。 この名前くらいは私も知ってます。 二人がかりで鈴木和成選手が攻められて苦戦。 もーさすがに限界なんじゃねーのと思われたところで佐々木選手に交代、 いわゆる「リング上の流れが変わる」ってヤツですね。 さっきまでやられてた和成選手も気勢を上げ猛反撃。 結局佐々木選手、和成選手タッグの勝利

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第6試合。 小柄な二人のシビアな勝負。 いや、まぁリング上だと小柄に見えますけど、 どっちも私と同じくらい身長あるんだからなぁ(汗) どちらも譲らず二転三転する戦いは、見応えがありました。 スープレックス系の技の応酬から、間接技が決まって試合終了。

プロレスの試合は概ね「見せる」試合だと言われているようですが、 それもなかなか楽しかったです。 人間はお約束が好きなんだなぁ、と。 さっきまで負けてた方がいい技決めたりすると、ついぐっときちゃうのよね。 ただ、他の大きな団体に比べると物足りないという意見も聞きましたし、実際、なんかもーちょっと……と思わなくもないです。 まぁいろいろ大変でしょうけど、盛り上げていって頂きたい。 終了後、まだ21時台だったのでなんか徒然なるままに神保町まで歩いて帰りました。 んでもがみ庵で明け方までずっと仕事ゲーム。 今の仕事ゲームはヘッドホンでバリバリやってるので、電話が鳴っても気づかない(汗)