生還した男

【2005年総括】 さてと。
物事を語る時は、全体の大きなことから語るのが一番です。
始めにまず開展を求め、しかるのちに緊そうに至る、とか言うんでしたっけ。

まずは森を見て、それから木を見ましょう。

今年の一番の変化は、なんといっても一人暮らしでしょう。
もがみ庵は無事一周年を迎えました。
3ヶ月で終わるんじゃないかとか、食材を持って行ってあげないと飢えるんじゃないの?とか
いろんなご心配を頂きましたが、なんとか一年過ごせました。皆さんありがとう。

それどころか、もうね、すっかり一人暮らしになじんじゃいましたよ。

予想はしていたけど、私、一人で生活するのに向いてる気がする。大好き。
割とローンレンジャーなのね。
正直な話、同棲とか夫婦生活よりも向いてるかもしんない。

家庭に不向きな男かな、俺……。スナフキン的だ。
料理も少しだけ、覚えたような。
少なくとも「オレにも料理ができそうだ」という希望は湧いてきましたね。

仕事は、AngelTearの一年でした。
短い3000字くらいのお話を、およそ150本書いたことになります。
そりゃネタ出しは大変だったし、全部がいい出来とは思わないけれども、 楽しく、やり甲斐のある仕事をしたなー、と思ってます。
しかもそれがもしかして誰かのお役に立っちゃったりなんかした日には、言うことなしだよね。

収入としては12月で終わっちゃいましたけども、サイトはまだ残ってるみたいだし、誰かが読み続けてくれることもあるわけでしょ。
ホント、感謝です。

物事の意味は後になってみないとわかりませんけども、10年後になって振り返ってみたら、2005年は大事な年になっていそうな、そんな気がします。
一人暮らしの始まり。そして物語のお仕事。

ね、ここから何か始まりそうな気がしませんか。

新しい人にもいっぱい会いました。
友人Hくんから広がった人脈が、今年は一番華々しい変化だったと思う。
Hくんは学生時代の友人で、そろそろ10年にもなろうかというつきあいなんだけど、その間、それほど頻繁に会う仲ではなかった。
まぁ毎年、英文科で集まって何かしら飲んだりしてはいたけど、個人的にどうこうってことはあまりなかった。
そもそも、基本的に彼と私は正反対のキャラクターだ。
あっちは仕事はまともで言動は荒くれ者(それとも悪ガキ?)。
こっちは仕事はヤクザで言動は没落貴族。
あっちは男友達がわんさかいて、女にモテる。
こっちは女友達がわんさかいて、女にモテない(矛盾しているようだが事実)。
そういう正反対の二人なのだ。
別に互いに嫌っていたつもりはないけど、それほど親しくもしてこなかった。

でもなぜか今年になってから、何かしらにつけて、Hくんや彼の周辺の人々と、つきあいが開けてきている。今年はHくん再発見の年だったのかもしれない。
うわ、今度一杯くらいおごってやらなくちゃだ。癪に障るけど。

この人の流れが私をどこに導いていくのか、2006年はそれを見守るのが一つの意味かと思う。

さて、皆様お待ちかね、愚痴ってばっかりの恋愛関係ですけど。
以下のような法則が判明した一年でした。
「もがみの法則」としてマーフィーの法則群に追加できるかも。

【1】好きになる人には恋人がいる。
【2】その人に恋人がいない場合は、口説く直前に恋人ができる。
【3】さもなければ、口説く前に音信不通になり、どうやっても連絡が取れない。

相変わらず、タイミングとか縁とか全然ダメな人ですね。
わしって恋愛運がゼロなのかも。
とかなんとか友人に愚痴ったら
「AT(AngelTear)にこう書いてあったけど」と指摘された(笑)
わかりました。読み返します……。

昔、大江千里がまだけっこうメディアに露出してた頃。
私は別に彼のファンではなかったけど、たまたま何かの雑誌でロングインタビューを読みました。
大江千里が悩み事を友人に相談したところ、その友人が「お前のこのアルバムの、この曲を聴け」と言ったのだそうです。
その曲を聴いてみたら、自分がちゃんと素敵なアドバイスを歌っていたとか。
あるもんだね、そういうの(苦笑)

今にして、2005年1月を振り返ってみると、まだまだ1年以上も前の失恋をしつこくねちねちと引きずっていて、結構、鬱状態に近かったんだなぁ。
そのせいで、生活全般が、そういう暗いトーンだった。
それからしたら、今の状態は薔薇色だ。
人を普通に好きになれるし、希望も持てる。

2005年は、2004年に引き続き、少しずつ少しずつ上向いて、自分を取り戻してきたんだと思う。
私は、たぶん、やっとのことで帰ってきたんじゃないかしら。