近くの僻地はラノベの聖地

娘の予定のついでに、近くの角川武蔵野ミュージアムに行ってきた。カミさんのお友達がお仕事しておられるとかや。

「僻地など草でも食わせておけ!」と常々僻地を蔑んでいる(すみません)私だが、いざ行くとなると、我が家から電車で30分ほどで到着してしまうということに衝撃を受ける。武蔵野線近いやんけ。

駅から歩くこと13分ほど。角川武蔵野ミュージアムが見えてくる。インパクトの強い建物ですよね……。

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角川武蔵野ミュージアム

ミュージアムは3時間入れ替え制。土日は当日券も混み合って入りたい時間帯が取れなくなる危険性があるので、到着してすぐまずはチケット購入。スタンダードチケットと、1階のマンガラノベ図書館。

お昼時に到着したので、ミュージアムする前に腹ごしらえをしたかったんだけど、初見殺しのフロア構成(どこに何があるか把握しにくい)に加えてランチがどこも混み合っており、あまり快適なランチ環境とは言い難い。

疲れ果ててたどり着いた、アニメホテルのレストランが一番よかった。客単価3000円ほど、ということよりもむしろ1階の入り口が入り難いせいだと思うんだけど、お客さんはあまり入っておらず、落ち着いて食べられる。

さて4階ミュージアム。カバンがデカかったせいか目をつけられて、2階のコインロッカーで預けて来い、と言われかける。それは4階に上がる前に、入口で教えてくれないとあかんやつじゃないかい……?

ミュージアムの雰囲気としては「リノベーションされた図書館」という感じ。さまざまな本がユーザーの興味に合わせて再配置され、開架されている。図書エリアが立体物の展示エリアを繋いでいるような感じ。

「荒俣ワンダー秘宝館」

kadcul.com

展示を見てカミさんが「なんだかウサギノネドコみたいな……」と言うので「まあ別にアクリル封入が全部ウサギノネドコの専売特許でもないから……」と言いかけたら、なんと、このエリアはウサギノネドコ全面協力だった。そういえば前に何か耳にしたような記憶がうっすらと(忘れてた)。

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タブレット端末を通して動物の視界を再現したアプリが面白く、娘はあれこれの動物を試して喜んでいた。展示物もワクワクしながら見ていた様子。

本棚劇場

紅白歌合戦のステージの一つとしても話題になった「本棚劇場」

prtimes.jp

主に角川の書籍が配架されている。

棚の裏に4階から5階に通じる階段があるのだが、そこにも稀覯本が並んでいる。ウィアードテールズとか、初期の漫画があって興味深い。とはいえ私はそこまで稀覯本マニアというわけでもないが。

この本棚劇場では正時と30分にプロジェクションマッピングが行われる。本のイメージを鮮やかに見せつける映像で面白かった。

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プロジェクションマッピング

ミュージアム内を散策しながら、あれこれ本を手に取ってみる。これまでなんとなく読んでなかった『重版出来』の冒頭を少し読む。面白そう。

ミュージアムの印象としては、「再構築された図書館」という感じ。テーマごとに配架され、さまざまな本との出会いが楽しめる。

こちらに勤務しているカミさんのお友達もわざわざ顔を出してくれて、一緒に記念撮影。

1階には「マンガ・ラノベ図書館」。基本的に全て角川系列のもの。

古いラノベを探してみると、冴木忍やドラゴンブック『RPG千夜一夜』などもある。うわー、お父さんノスタルジックな気分になっちゃうよ。

近所にあったら年間パス買って入り浸っちゃうよね。立川の漫画図書館とかもそうだけど。

一方、読書習慣の薄い娘は大きなホワイトボードに落書きして楽しんでいた。うちにもでっかいホワイトボード、買うかあ……。

結構いい値段するね。当たり前か。

神社が併設されており、帰りにちょっとだけ眺め、おみくじを引く。月のおみくじはキーホルダー付き。おもしろーい。

後日、Twitterで知った所によるとこちらの神社では「締め切り守り」が売られていたとのこと。しまった! 物書きとしては絶対必要なやつじゃん! 口惜しや……。