機内で『限りなく透明に近いブルー』挫折

フィリピン航空へようこそ。機内でどうぞ快適にお過ごし下さい。

機内でパソコンを叩いていたんだけれど、食事が出てくるとパソコンをいじるわけにいかないので、こんな時のために装備してきた文庫本を取り出した読んだ。村上龍限りなく透明に近いブルー』。

私が大学生になったとき、クラスのみんなの自己紹介シートみたいなものを集めてまとめた奴がいて、それには「愛読書」の項目もあって、何人かが『限りなく透明に近いブルー』に感銘を受けたと言っていた。それで、ちょっと興味を持って読んでみたわけだ、20年近くも経った今になって。

何ページか読んで挫折。

こういう犯罪的・享楽的生活を書く小説とか、あんまり興味を持てない。こういうのが「刺激的」だというのなら、食事には全部カラシにワサビにタバスコ、でいいじゃないかと思う。

それに、ストーリーに起伏のない話が苦手だ。知らない他人の会話を延々聞かされているようで、苦痛である。 というわけで、私の好みには合いませんでした。すみません。まぁ書かれた時代との隔たりもあるだろう。

ブログには批判を載せない、ということにしようと思っていたのに、書かずにいられないのは、やはり性というものだろうか。