伝道師の通る道

今日は半年に一度くらいめぐってくる、「朝の一言」の担当。社内のITリテラシー向上を担う私としては、社員の皆様にクラウドの便利さを力説したいと考え、自分が愛用しているクラウドサービスを3つ、紹介することにした。今にして思えば1つに絞った方がよかったかもしれない。三兎を追うもの一兎も得ず、とかなんとか。

選択したのはEvernote、SugarSync、Twitterの3つ。ネットでクラウドの定義について調べて「遠くにあるパソコンを使うサービス」と定義した。そこから派生するメリットは「どこからでもインターネットさえあれば使える」「大勢の人が共同で使うため、協力や共有が便利」ということ。 Evernoteは「すべてを記憶する」のキャッチコピーの通り、最強無敵のメモソフト。私は主にテキストメモとして使っているが、画像やPDFもスクラップすることができる。タグを使って自在に整理することができるのが便利。無料は40MB/月、有料は月5ドルで1GB/月まで利用できる。Windows版のクライアントソフトはMacintosh版に比べて不出来という評判だったが、バージョン4になって大幅に改良され、快適になった。 (追記:11/08(月)時点では私は無料アカウントだったが、12/19(日)から有料アカウントに移行した) ◆最高のオンラインメモツールとしてのEvernote:[mi]みたいもん!すべてを記憶する | Evernote Corporation WS000005.JPG SugarSyncは「ファイルをサーバーに預ける」サービス。PC内の指定フォルダを自動的にサーバーに送ってくれる。複数のPCを使う人なら、これが堪えられない便利さ。使って見ないとこの快適さはわからない。私が唯一(追記:11/08(月)時点で)有料申し込みしていたサービス。無料で2GB、有料で30GBまで預けることができる。 会社の仕事ファイルをまるごと預けておくことで、自宅のPCでもまったく同じ仕事ができる。これは、まぁ仕事のしすぎといえばそうなんだけど、いざという時には大変便利なのだ。 ◆Dropboxを超えた?オンラインストレージ「SugarSync」 - frnk*blogSugarSync WS000004.JPG Twitterは、まぁ「つぶやきを共有するサービス」ということで説明した。常々、会社でTwitterが流行ったらいいのにな、と思っている。ささやかな情報交換の密度を高めることは、実は会社全体の効率化には都合がいい。もちろん、それには一定の条件は必要になる。会社の専用アカウントを作り、非公開つぶやきにして情報の漏洩は防がないといけない。でも、会社のメールアドレスは支給しているんだし、それでいいじゃない? ということまで触れる時間的余裕はなかったけれど、とりあえずサービス自体は紹介しておいた。 ◆Twitter / ホーム WS000003.JPG 結局のところ、社内からあんまり反響はなかった。やれやれ、伝道師というのは根気の要る仕事だ。

■一年前の日記 2009年11月08日 DVDを見ればその人がわかる