待ち時間ゼロの美味しさ/東京ラーメンショー

駒沢オリンピック公園にて行われている、東京ラーメンショーへ。 公園の中を歩いて行くと、近所の女子大生だろうか、連れだってラーメンショーへ歩いて行く人たちがたくさんいる。 会場はチケット制になっていて、大会本部(あるいはローソン発券)で800円のチケットを購入する。それを各店舗に持っていくとラーメンが食べられるという仕組み。終了間際の時間帯だったせいか、チケットの売り場は割と空いていた。 ラーメンショーなう。混み具合は店によりけり。

お店によっては大行列ができているところもあり、どういう順番で並ぶかがけっこう重要そう。何人かグループで来ている場合は長い列に並んでおいて、別働隊が短い列に買いに行って持ち帰り、みんなで食べる、というやり方が効率良いみたい。 私はパンフレットを見てもまったくイメージがわかないので、会場マップを見ながら、カミさんが候補を絞り込む。

馬場麺。 タピオカとじゃがいもを練り込んだ麺だとか。

まずは馬場麺。高田馬場のラーメン店14店が合同で出店している企画もの。今回逃すと食べられないし、ということで食べてみたんだけれど、後で聞いたら、今後高田馬場のラーメン店がこのラーメンを売り出す予定になっているらしいので、まぁ限定品というわけでもないみたい。 麺にタピオカを練り込んでいるという意欲作。さらにじゃがいも、バターというかなり変わった具と味付け。食べるまでは「果たしてどんなのが出てくるやら……」と不安だったけれど、食べてみるとこれが想像以上に美味しかった。ぷりぷりした麺が面白い。ラーメンというか、何か別のものかもしれないけれど。パスタ? 次に並んだのは超人気の「無鉄砲」なるお店。マジ長蛇の列。見たところ一番人気みたい。 並んでいる間に、別のラーメン屋が気になり始める。隣の「滋賀拉麺維新会」はお客さんが少なく、呼び込みの売り声が響く。なになに?鮎を使ったラーメン、とな? 絶賛売り尽くしセール中の呼び声にほだされて、ついにカミさんが買いに行き、一杯持ち帰ってきた。これが意外なほど美味しい!鮎をそのまま入れた蕎麦みたいなのを想像していたんだけれど、そうではなくてスープに鮎を使っているらしい。シンプルだが美味しい正統派。さっぱりしていてほのかに魚介風味。私は鰹の臭いがぷんぷんする魚介系のスープが苦手でどうにもなじまないのだけれど、このスープはそういう鰹臭さがなくて、気に入った。普段こってり系豚骨を食べる私にも美味しい、意外な当たり。
「琉球麺侍」沖縄そば的らしい

次にカミさんは「琉球麺侍」というお店へ買いに行った。沖縄そばをアレンジしたという。カミさんによれば「ほんと沖縄そば」だそうで、沖縄そばを食べたことのない私にはなんとも言えない。これが沖縄蕎麦なのか。ふーん。

無鉄砲。 無鉄砲。真っ黒な豚骨。

そしてそしてついに待望の無鉄砲。スープ真っ黒。どろどろしていてちょっと天下一品っぽい感じ。かなりごっつりと脂な感じ。 味の好みはそれぞれだと思うけれど、あえて順位をつけるなら 滋賀拉麺維新会>馬場麺>琉球麺侍>無鉄砲 といった順番。鮎を使ったさっぱりスープの滋賀が美味でした。やっぱ行列が正しいとは限らないぜ、世の中。 二人で4杯というとずいぶん多いようだけれど、若干小さめのどんぶりなので、まぁなんとか。それでもかなり満腹でいたけれども。 ちなみに今になって一番美味しかった滋賀ラーメンの写真を撮ってなかったことに気づいた。くっ。

■一年前の日記 2009年11月06日 ツッコミどころ