床に生贄うどん

カミさんの誕生日が明日ということもあり、昨夜からカミさんが微熱があり体調を崩している事もあり、ある程度家事をやることにする。

カミさんは「鍋焼きうどんが食べたい」と言う。近所の店屋物をとろうとしたが、お盆休みらしく電話に出ない。近所のスーパーでアルミ鍋の出来合いの鍋焼きうどんを買ってこようと思ったが、あいにくこの季節、鍋焼きうどんを扱っていないらしい。そりゃ、そうだわな。

じゃあ、仕方がない。

卵4個入りを購入し、カトキチの冷凍うどん(個包装うどんつゆ入り)を2つ。あとほうれん草。豚肉。このくらいあれば、それらしいものはできるだろう。

スーパーからの帰宅直後、卵を冷蔵庫に移そうとして1つ。調理前に卵を冷蔵庫から取り出そうとして1つ。お手玉というやつだ。手が滑ったかと思うと、床の上に落ちていた。

王様のお馬をみんな集めても、王様の兵隊をみんな集めても、ハンプティを元には戻せない。 まぁ幸い、卵は2つあれば足りるさ。

深めのフライパンに水を入れて冷食うどんを煮つつ、つゆも投入。讃岐うどん風のあっさり味のつゆなのは想定の範囲内。醤油と砂糖をぶち込んで味を濃くする。ほうれん草、肉など入れて、適当に煮込んでおしまい。 かくしてもがみ風鍋焼きうどんが完成。燔祭の犠牲として床に捧げた卵のおかげで、美味しくできました。まぁ味付けの大半はカトキチのうどんつゆだけど……。 もがみスペシャル鍋焼きうどん。