電子レンジ愚考

本日のBGM アルバム『Mariage』より 鈴木トオル「天使を盗んで」  キスへの3秒前  僕の中の天使が  彼女を愛してはだめだと 背中を向けさせた  くちびる触れもせず  離れて行くことさえできずに  もてあましている 天使を盗んで # 試験的に右寄せにしてみたがどうですか。

カレーを暖めながら思うことであるが、人類は、そろそろ全体を均等に暖める電子レンジを発明してもいいと思う。カレーの部分的温度差は既に地球温暖化に関する深刻な問題となっている。一カ所はやけどするほどアツアツで、ぐつぐつ言っているというのに、いざ食べてみるとガリッ、シャリシャリ、と凍り付いている。こんな悲劇を少しでも減らすべきではないか。 最近はクーラーだって、温度の高いところを冷やすくらいのことはできるのだ。家電メーカー勤務の友人からは「食べ物の中の温度まで測るのは難しい」と言われたが、いやいやいや。君らやれば出来る子なんじゃから。

また別の友人からは「カドに分子の振動は集中する傾向にあるので、丸いタッパーで冷凍したらいい」という実務的かつ合理的な助言を頂いた。 いやいやいや。君らがそうやって電子レンジを甘やかすから、奴ら成長しねーんじゃよー。丸いタッパーしか受け付けないとか、そんなのダメ。好き嫌いでしょ。何が来たって平等に均等に温める、そんな夢みチャイナ世界を夢見たいなタウン。 いや待てよ? なぜ電子レンジに全ての責を追わせるのですか? 他にもできることはあるのでは? そうだ、全体が均等に暖まるカレーを開発すれば……つまりこれは流体力学と調理技術の合体超獣じゃよーたぶん。 とかそんなことを考える今日この頃。