KARR : Koukyo Automated Roving Robots

皇居の新年一般参賀に行ってみたい、とカミさんが言うので、つきあうことにする。新年2日、皇居で皇族と握手!

……は無理だけど、まぁ皇族を観られるまたとないチャンス、というわけ。 最寄りは東西線二重橋らしいんだけど、川崎からの場合、有楽町から歩くのが近かろう、というわけで、11時くらいに有楽町に到着し、そこから歩く。途中で伊東屋の系列であるらしい、カランダッシュのお店を見つけて心浮き立つのこと。でもカランダッシュそこまで好きじゃないけど(おい) 皇居に到着。日本国旗を配っていて、みんな手に手に持っていく。皇居に向けて進む群衆にまぎれて進むと、じきに渋滞が始まる。手荷物検査が近いのだ。カミさんはバッグを持っていたので手荷物検査を通過。私は手ぶらになって、ボディチェックだけ。後からカミさんが合流し、ボディチェックも受ける。うーん、手荷物検査とボディチェックをズレて実施する時点で、あんま厳重な警備とはいえない。カバンものぞき込むだけだったとか言う話だし。ボディチェックは金属探知機で婦人警官が行う。日本にもこんなに婦人警官がいたんだなぁ、と思う婦人警官の列。 「押さないで下さい、押さないで下さい…」拡声器で響く警察官のアナウンスを聞きながら、長和殿に向かって坂道を上る群衆の中をとぼとぼ歩いていると、引き上げ難民のようなすさんだ気持ちになってくるのは、はたして新年の幕開けにふさわしい事であろうか。 あまりの人出に「これは1150時の面通し(もとい、お出まし)にも間に合わないかも……」と暗澹たる気持ちになったが、思ったよりも人の流れはスムーズ。皇居内の風雅な景色を楽しみながら歩く。考えてみれば、先日上海で行った庭園など、皇居/江戸城に比べれば何ほどでもないのかもしれない。「立ち止まって写真を撮らないで下さい」というアナウンスがあるので、立ち止まることはできないが、撮影は可能。歩きながら軽くケータイで写真を撮るのこと。 長和殿の前には群衆が既に陣取っていた。ここまで来るとさすがに人が多い。中には人をぐいぐい押しながら進もうとするおっさんもいて、まこと腹立たしいことこの上ない。 お出まし。群衆がいっせいに手に持った国旗を振るので、まぁおよそ全然見えない。とはいえたまに人の頭の間から、なんとかちらほら、それらしき人影が見える。なんとまあ遠いことよ。天皇皇后両陛下、皇太子皇太子妃、なんとかの宮夫婦の3組が登場。手を振る。天皇陛下のご挨拶。回りにちょくちょく「ばんざい」と叫んでいる爺さんがいる。けっこう人気有るんだなぁ。 帰りはそろりそろりと出口を目指す。これがまた混み合っていてなかなか進まない。手荷物検査もない事だし、なんでそんなに混み合うのかよくわからんのだが。出口が狭いせいか。 皇居の出口のところで物販テントがあってびっくりする。なんと、皇居も商売になるとは。皇居のまわりでとれたハチミツや、皇居てぬぐい、お酒など。はー。 有楽町に行く前にちょっと腹ごしらえ。国際フォーラムの中にあるごはんカフェで昼食。ご飯食べ放題で、美味しい定食が食べられる。品数が多く健康的。隣に座ったスポーツ少女っぽい女の子は2回もおかわりしていて素晴らしい食欲だとこそ覚え侍りしか。 有楽町のTOHOシネマで母親、長兄と合流。映画『カールじいさんの空飛ぶ家』を観る。 「映画館では絶対カールを売っている」と思ってカミさんと賭けまでしたのに売ってなかった。映画本編の前に絶対カールのCMが入る、と思ったのに入ってなかった。なんだよカルビー、なにやってるんだよ。 でもまぁ、あそこにカールおじさんがいたら、ギャグになっちゃってけっこう邪魔か、とも思うんだけど。でも是非やって欲しかったなあ。 感想はこちら。 ◆Solitairescope: 『カールじいさんの空飛ぶ家』