成田スープ/天空カップヌードル

朝0630時に起きる。朝食を食べる時間がないのは覚悟していたので、朝の準備をしている間、カミさんがありったけのイタチョコを……といっても一枚の半分くらいだけど……を私の口に放り込み続ける。なんだか雛になった気分だ。

大荷物を抱えて、北赤羽に向かう途中、混んでる埼京線に乗るのが嫌になった瞬間に目の前にタクシーが通りがかったので、発作的にタクシーを止めて赤羽まで乗せてもらう。980円。 京浜東北線で日暮里まで出て、そこから京急で成田へ。 2009-07-13 08.53.31.jpgBritishAirwaysのカウンターでチェックイン。未だに空港の仕組みというのがよく呑み込めてなくてたまに怪しくなるのだが、発券→チェックイン→手荷物検査、の順番でいいんだっけ。今回はe-ticketとかいうやつなので、自宅で印刷済みのがあれば発券は省略できるわけよね。 チェックインのカウンターでトランジットについて説明してくれる。ヒースロー空港に着いたら、バスでターミナル3に移動する。ヒースローのターミナルはお互いに非常に離れているので、歩いて移動はできない。トランジットに関する何のアナウンスもガイドもないので、自分でターミナル3にたどりつかなくてはならないとのこと。 ひとまず成田のSoupStockTokyoで軽くご飯。単品のレギュラーサイズ「サムゲタン」610円。美味しかっただす。スープストックの単品レギュラーサイズは、小腹が空いた時に、量がちょうどいいんだよなー。飲みの前とか。 手荷物検査。普段とがりモノをたくさん持っている私としては、いつも何かがひっかかりそうで心配なのだが、今日はなんとかオッケーだった。 その後、出国審査の後、搭乗ゲートへ。いつも早く着き過ぎちゃうんだよな……。HT-03Aをいじっていろいろ試しつつ。到着予定時刻について連絡がつかなかった社長室長から了解のメールが戻っていたので、安心。カミさんにも電話で連絡して、じゃ、行ってきます。 座席はビジネスクラスのすぐ後ろ。ビジネスクラスとの仕切りがあるせいか、足下に余裕があって、楽ちん。おお、なんつーか、ほのかに不幸中のラッキー。 昼食はシェパード・パイにアップル・パイ。英国人はそんなにパイが好きなんだ。それにしても、食後の紅茶が美味しかったこと。久しぶりに美味しい紅茶の味を思いだしたというものよ。流石ブリティッシュ。 時間があってノートPCの電源がある限り、日記の草稿を書きまくる。 つもりだったのに、あえなくPCの電源切れ。あーあ、ちゃんと充電しとけばよかった。 2009-07-14.jpg夜食に日清のシーフードヌードルが配られるのを見て仰天する。ぬぉ。ブリティッシュエアウェイズのCAが人数分のシーフードヌードルを調理しているのを想像すると……。 まぁでも、BAのCA(略号だらけで申し訳ない。BritishAirwaysのCabinAttendant)はがっしりどっしりしたおばちゃんが多くて、シーフードヌードルにお湯を注ぐのもそれほど違和感がない。これは日本のCAにはない傾向だよなぁ、と思う。日本人はCAに何か幻想を持ちすぎなのかもしれない。誰が始めたことなのか知らないが。いざというときには、BAのおばちゃんたちの方が頼りになりそうな感じがする。もっとも、飛行機の燃料消費で言えば日本のCAの方が軽量コンパクトで経済的だろうね。 ブリティッシュ・エアウェイズ006便はヒースロー空港に無事到着。空港でAndroidケータイHT-03Aをオンにしてメールを送信しようと試みたが、どうやらデータ通信はつながっていないっぽい。うーん、なんか設定が必要なのかしら。とりあえず、ターミナル3へ移動。無事手荷物検査を通り抜け、ショッピングエリアへ。ここでカメラを使おうとしたら「安全のために、撮影禁止になっております」とやんわり係員に注意された。そか。じゃあ仕方あんめぇ。 このターミナル3だけでも、けっこう広い。ターミナル5まであるというんだから、ヒースローというところはよほど土地余りらしい。 無事、トランジットして飛行機にも乗れた。通路をはさんで3席ずつしかない、ローカル便みたいな飛行機。隣はフィンランド人のおばさん二人で、「ちょいとロンドンまで」といった感じの買い物袋を下げた、気の良いおばさん2人組。飛行機がフィンランド上空に到達した辺りで窓の外を眺めていたら、「この辺りの海岸線がフィンランドらしいいい風景なのヨ。でも今は黄昏時だから、よく見えないけどネ」なんてなことを教えてくれた。 2009-07-13 21.08.49.jpg7月のフィンランドは白夜。もう23時だというのに、窓の外はまだ黄昏。しかも、その黄昏がいつまでも終わらない。日本では決して見られない、長い長い夕暮れ。 はたしてこんな時間に交通機関は動いているのかしらん、と思って危惧していたのだけれど、到着ロビーに迎えのタクシーが来ていてピックアップしてくれた。ああ、助かった。 ホテルに届けてもらい、部屋に戻って、カミさんに電話して、社長室長に内線して(もう寝てた)バタンキュー。

■一年前の日記(船旅中です) 2008年07月13日 帰ってきた人 次の寄港地 もうすぐ出港