書かなくていいことまで書いてある日記/Cafe Moga 004

Cafe Mogaで、昨日ムーミン展@大丸東京を見てきたことを話したら、K嬢が「もがみさんはスナフキンみたいだね」とのたもーた。

それはたいへん光栄だが、畏れ多くてとても「そうですね」とは言えない。スナフキンは永遠のヒーローだからして、憧れるけれど、同一視することは難しい。人間そこまで図々しくはなれないもんだ。だって、所有せざる人ですよ彼は。ハーモニカと帽子があれば他に何もいらないような男です。所有欲の権化である私としては、崇め奉る以上に近づくことは出来そうにない。 それを(ニヤニヤ)聞いていた$堂O氏曰く「もがさんは、あのへんくつなおじさんの方に似てますよ」ヘムレンさんな……がっかりするが同意だ(笑) 会話の中で、Kから「もがさんがトークショーをするなら何を話すの?」という質問を受けた。 実のところ「もがさんトークショー」については夢想してみたことがある。ここ数回赤坂ポートカフェで行われたトークショーの主役を見ると、私と同世代か、やや若いくらいの人たちが多かった。いかにして彼らはそのように見事な見識を備えるに至ったのか、仮に自分であったならば、あのように立派に語ることが可能であろうか……という至って謙虚な気持ちから、自分がなにがしか語ることを想定してみたのであるが、どうにも、難しい気がしてならない。 一つには、私のスキルが全体にスペシャリストよりジェネラリスト寄りであり、平たく言えば器用貧乏であり、人前で語るほどのことがないというのが、ある。 もう一つ、私の中には人前で自分を語るということに関して、若干の心理的なブレーキが存在するようだ。すなわち、「話し上手は聞き上手」であり、自分のことを語るのは愚劣だというポリシーである。

A gossip is one who talks to you about others; a bore is one who talks to you about himself; and a brilliant conversationalist is one who talks to you about yourself --Lisa Kirk

語るのはダメで日記に書くならいいのかよ、と言われるとこれがまったく反論のしようもない。まぁ日記でこれだけ自分のことを語り尽くしているので、トークショーで語る必要などないのかもしれぬ。文筆家は語る必要なんてないのだね。 関連してM嬢から「もがのあまり人に語らない、知られざる得意、武器は何?」という質問を受けた(断っておくが、Cafe Mogaは別に質問コーナーではない)。 つーかだから日記で語りまくってるしなぁ。今さら秘密にしてることなんて、ないよ? そもそも語っていないところを探してみても、語っているところを探してみても、あんまり人より抜きんでた武器などないのであるし。 特に隠していない、私が持っている武器というか資源についてはミッションステートメントに明記されている。

文章力 / 英語 / デジタルの知識 / 雑学 / カウンセリング、癒し、慰め / ユーモア、ジョーク / アイデア / デジカメ / 編集知識 / 仕事の手早さ

つかみどころがないな……。 パソコンの作業環境について語ったら、もしかしたら少しは人のためになるかもしれない。私のパソコンにはいくつか「欠かせない」七つ道具があり、それらが私の作業効率を飛躍的に高めてくれている。そのくらいかな。